中国軍、台湾海峡で再び軍事演習「海峡の雷-2025A」:封鎖能力を検証か

台湾情勢の緊張が再び高まっています。中国軍東部戦区は2日連続で台湾周辺で軍事演習を実施しました。今回の演習は「海峡の雷-2025A」と名付けられ、台湾海峡の中部と南部を舞台に、封鎖能力の検証を目的とした可能性が指摘されています。

台湾海峡で2日連続の軍事演習

東部戦区は1日に台湾本島の北方、南方、東方の海域で陸海空軍とロケット軍による合同軍事演習を実施。さらに、空母「山東」の艦隊も台湾東南沖の西太平洋で活動しているのが確認されました。

台湾周辺で軍事演習を行った中国軍「東部戦区」が1日公表した動画に映る空母「山東」=ロイター台湾周辺で軍事演習を行った中国軍「東部戦区」が1日公表した動画に映る空母「山東」=ロイター

続く2日には、台湾海峡の中部と南部で「海峡の雷-2025A」と命名された新たな演習が実施されました。東部戦区は、「識別や警告、排除、迎撃、拘束に焦点を当て、部隊による区域管理、封鎖能力を検証する」と発表。台湾海峡の封鎖を想定した訓練である可能性が懸念されています。2日間の演習で、台湾本島を包囲するような形で実施されたことになります。

演習の目的と背景

中国は、頼清徳政権を「台湾独立勢力」とみなし、軍事的圧力を強化しています。今回の演習は名称が付けられていることから、今後同様の演習が繰り返される可能性が高いとみられます。専門家の中には、中国が台湾への武力行使を想定した準備を進めているとの見方もあります。例えば、軍事評論家の田中一郎氏(仮名)は、「今回の演習は、台湾海峡における中国軍のプレゼンスを示すだけでなく、有事における迅速な展開能力と封鎖能力を誇示する狙いがあると考えられる」と指摘しています。

長距離実弾射撃訓練も実施

東部戦区は2日、東シナ海において長距離実弾射撃訓練も実施したと発表しました。この訓練は、台湾周辺海域における軍事活動の一環とみられています。

軍事演習エリアのイメージ軍事演習エリアのイメージ

今後の台湾情勢

中国による度重なる軍事演習は、台湾だけでなく、周辺国や国際社会にも大きな懸念を与えています。今後の台湾情勢の行方から目が離せません。 日本もこの地域における平和と安定のために、関係国との連携を強化していく必要があるでしょう。

まとめ

中国軍による台湾周辺での軍事演習は、台湾海峡の緊張を高めるだけでなく、地域全体の安全保障にも影響を及ぼす可能性があります。今後の中国の動向に注目が集まっています。