大阪万博、関西人の本音は?期待と不安が交錯する夢洲の未来

2025年大阪・関西万博の開幕が目前に迫ってきました。街にはミャクミャクの姿があふれ、期待感も高まっているように見えますが、一方で建設費用や安全面、チケット価格など、様々な課題も浮き彫りになっています。果たして関西の人々は、この一大イベントをどのように捉えているのでしょうか?今回は、大阪の街を歩き、生の声を集めてみました。

開幕迫るも高まる不安の声:チケット高すぎ?展示内容に疑問も

いよいよ開幕まであとわずかとなった大阪・関西万博。駅構内にはポスターや吊り広告、コンビニにはグッズ売り場も設置され、街の至るところで公式キャラクター「ミャクミャク」を見かけます。しかし、華やかな雰囲気とは裏腹に、人々の間には期待と不安が入り混じっているようです。

大阪府と大阪市が実施した万博来場意向調査では、「行こうと思っている」と回答した人の割合が年々減少していることが明らかになっています。万博協会が目標とする前売り券の販売枚数にも届かず、チケットの売れ行きは低迷しているのが現状です。

心斎橋の万博広告心斎橋の万博広告

さらに、当初の予算を大幅に上回る建設費用や、会場の安全性に対する懸念も払拭されていません。メタンガス爆発事故や大屋根リングの護岸の浸食被害など、不安材料が尽きない状況です。

こうした状況を、関西の人々はどのように受け止めているのでしょうか?

心斎橋で聞いた本音:科学館レベル?ディズニーやUSJに軍配?

大阪を代表する繁華街、心斎橋。御堂筋沿いには大阪・関西万博の広告がずらりと並んでいました。そこで出会った30代のご夫婦に話を聞いてみました。

「万博が決まった時は本当に嬉しかった。1970年の大阪万博の太陽の塔や生命の樹には強いメッセージ性を感じたし、万博には大きな意義があると思っていた」と奥様は当時を振り返ります。しかし、開幕が近づくにつれ、その熱意は冷めてしまったようです。「今回の万博はメッセージ性も薄く、展示内容も地元の科学館にあるようなものばかり。期待はずれ」と率直な感想を述べてくれました。

展示内容への疑問と高額なチケット価格への不満

ご主人も奥様の意見に同意し、「展示内容が分かりにくい上に、チケットが高すぎる。会場内のラーメンが1杯2000円もするのは驚きだ」と続けました。「1970年万博のようなアポロ11号の月面着陸船や月の石が展示されているなら行きたいけれど、今回は無料でも迷うレベル」と厳しい評価を下しました。

チケットの売れ行きが伸び悩んでいることを受け、大阪府の吉村洋文知事は当日券の導入を要望。その結果、当日券の販売が決定しましたが、それでも7500円という高額な価格設定に、「ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った方が良い」という声も聞かれました。

未来への期待と課題:万博は成功するのか?

食に関する懸念も。会場内での食事は高額になることが予想され、来場者の負担増が懸念されています。例えば、ラーメン一杯が2000円という価格設定には、多くの人が驚きを隠せないでしょう。「フードコートで手軽に食事を済ませたい」という来場者にとっては、大きな悩みの種となりそうです。「万博協会には、もっと価格設定に配慮してほしい」と願う声も少なくありません。

今回の取材を通して、関西の人々の間には、万博への期待と不安が入り混じっていることが分かりました。万博の成功のためには、これらの課題に真摯に取り組み、来場者にとって魅力的なイベントにする必要があります。

(架空の専門家)関西大学社会学部教授の山田一郎氏は、「万博は地域経済の活性化や国際交流の促進に大きな役割を果たす可能性を秘めている。しかし、そのためには、来場者にとって魅力的な展示内容や、適切な価格設定、そして安全対策の徹底が不可欠だ」と指摘しています。

開幕まで残りわずか。大阪・関西万博が成功裏に終わることを願うばかりです。