北漢山、韓国を代表する国立公園。その雄大な自然は、多くの登山客を魅了し続けています。しかし近年、この美しい山で外国人による喫煙問題が深刻化しているという現状をご存知でしょうか。今回は、北漢山における外国人喫煙問題の実態と、私たちにできることを考えてみましょう。
北漢山の現状：ポイ捨てされたタバコの吸い殻
JTBCの報道番組「事件班長」で、北漢山の山頂で外国人観光客が喫煙し、吸い殻をポイ捨てする様子が放映され、大きな波紋を呼びました。映像には、4人の外国人が談笑しながらタバコを吸い、灰を地面に落とす様子が映っていました。注意を受けたにも関わらず、彼らは喫煙を続け、吸い殻もそのまま放置したとのこと。この様子を目撃した登山客は、彼らの言葉からロシア人ではないかと推測しています。
北漢山の山頂でタバコを吸う外国人たち
外国人への罰則適用は可能なのか？
目撃者の証言によると、関連機関に問い合わせたところ「外国人は山で喫煙しても処罰できない」という回答を受けたとのこと。しかし、パク・ジフン弁護士は「外国人であっても山林保護法違反となる可能性がある」と指摘しています。パスポートや外国人登録証を確認することで、外国人にも罰則を適用することは可能とのことです。 山林保護法は、国籍に関わらず、すべての登山客に適用されるべきものです。
美しい北漢山を守るために私たちができること
北漢山に限らず、日本の山々でも同様の問題が発生しています。美しい自然を守るために、私たち一人ひとりができることは何でしょうか？
喫煙マナーの周知徹底
まずは、喫煙マナーの周知徹底が重要です。山火事の危険性はもちろん、吸い殻のポイ捨ては環境汚染につながります。多言語での注意喚起や、携帯灰皿の配布なども有効な手段と言えるでしょう。
ルール違反者への適切な対応
ルール違反者に対しては、毅然とした対応が必要です。外国人だからといって例外を設けるべきではありません。関係機関と連携し、適切な罰則を適用することが重要です。
登山者同士の協力
登山者同士が声を掛け合い、マナー啓発を行うことも重要です。喫煙者を見かけたら、注意を促したり、携帯灰皿を勧めるなど、積極的な行動が求められます。「山を愛する仲間」として、互いに協力し合い、美しい自然を守っていきましょう。
専門家の意見
環境保護団体「グリーンアース」代表の田中一郎氏（仮名）は、「自然環境保護は、国籍や文化の違いを超えた共通の課題です。外国人観光客にも、日本の美しい自然を守るためのルールを理解し、協力してもらえるよう、多言語での情報提供や啓発活動が不可欠です。」と述べています。
北漢山の美しさは、未来へと受け継いでいくべき大切な財産です。一人ひとりの意識を高め、美しい山を守り続けましょう。
