何を言っても「ホワイト国ガー！」では何も変わらない　～　【毎日新聞】１７日にタイで日韓防衛相会談と日米韓３カ国会談…ＧＳＯＭＩＡで歩み寄りは

ＧＳＯＭＩＡで歩み寄りは　１７日にタイで日韓防衛相会談　日米韓も
2019/11/15 19:13

　防衛省は１５日、河野太郎防衛相がタイで開かれる東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）拡大国防相会議（ＡＤＭＭプラス）に１７日から出席すると発表した。同日には、韓国の鄭景斗（チョンギョンドゥ）国防相との日韓防衛相会談や、エスパー米国防長官も加わった日米韓の３カ国会談を予定している。

　日韓の防衛トップによる正式会談は約１年ぶり。２３日の失効期限が迫る軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ＝ジーソミア）を巡り、歩み寄ることができるかが焦点だ。

　日韓の防衛当局は、昨年１２月の韓国軍による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題で対立し、今年６月にシンガポールで当時の岩屋毅防衛相と鄭氏が会談した際は非公式にとどめた。

　その後、日本が安全保障上の理由で輸出規制を強化したことに韓国が反発し、ＧＳＯＭＩＡ破棄を通告。日米韓の連携を重視する米国も乗り出して継続を求めているが、韓国側は「同時に輸出規制を解除すべきだ」と応じていない。

　河野氏は就任以来、韓国との防衛相会談に意欲を示してきた。今月８日の記者会見ではＧＳＯＭＩＡについて「ボールは韓国側にある。賢明な判断を求める」と述べた。ただ、防衛省幹部は「韓国国防省もＧＳＯＭＩＡの必要性は理解している。継続できるかは政権の判断だろう」と見ており、両氏の会談がＧＳＯＭＩＡの継続に結びつくかは不透明だ。

　河野氏は１６日に出発し、１８日には日米防衛相会談も予定している。【田辺佑介】
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