韓国のフィギュアスケート界を揺るがすショッキングなニュースが飛び込んできました。著名なフィギュアコーチが、かつて指導していた教え子である未成年の選手に対して、長年にわたり凄惨な虐待と暴行を繰り返していた疑いが浮上しています。この衝撃的な事件は、一体どのような実態を隠していたのでしょうか？
著名コーチによる児童虐待、その衝撃的な内容とは
大邱（テグ）地域の人権・市民団体が記者会見を開き、告発した内容によると、このコーチは2010年から2016年にかけて、未成年の選手に対し、常軌を逸した暴言・暴力・侮辱行為を繰り返していたとのこと。その内容は、聞くに堪えないほど凄惨なものです。
例えば、選手が嘘をついたという理由で、口の中にハサミを突きつけて脅迫したり、口の両端を強く引っ張って顔に深い傷を負わせたりしたとされています。さらに、他の選手たちの前で教え子を「虫けら」呼ばわりするなど、精神的な虐待も日常的に行われていたといいます。
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車内監禁、流血暴行…エスカレートする暴力行為
告発内容には、さらに驚くべき証言も含まれています。コーチは選手を車に押し込んで監禁し、血まみれになるまで暴行を加えたというのです。腹や背中、肩を足で踏みつけるなど、その暴力はエスカレートしていったとされています。
被害を受けた選手は現在成人しており、昨年12月に大邱寿城（スソン）警察署に、コーチを特殊暴行・常習暴行・児童福祉法違反の疑いで告訴しました。
他の選手、コーチからも証言…事件の全容解明へ
KBSの報道によると、このコーチの指導を受けていた他の選手たちも、同様の暴行被害を訴える嘆願書を提出しているとのこと。さらに、別のフィギュアコーチも暴行を目撃したと証言しており、事件の深刻さを物語っています。
一方、告発されたコーチは「被害者側の主張は事実と異なる」と反論し、反論する証人もいると主張しているようです。今後の捜査の進展が待たれます。
フィギュア界の闇…再発防止への取り組みは？
今回の事件は、スポーツ界における指導者と選手の関係性、そして児童虐待の問題を改めて浮き彫りにしました。才能ある若きアスリートを守るためには、指導者に対する適切な監視体制の構築、そして虐待防止のための教育啓発活動が不可欠です。関係機関には徹底した事実調査と再発防止策の実施が求められています。
