イ・ジョンフ、ヤンキース相手にメジャー初2打席連続弾!4打点の大活躍でジャイアンツ勝利に貢献

メジャーリーグで活躍するサンフランシスコ・ジャイアンツのイ・ジョンフ選手が、ニューヨーク・ヤンキース相手に鮮烈な2打席連続ホームランを放ち、チームの勝利に大きく貢献しました。本拠地ヤンキースタジアムの熱狂的なファンを静まり返らせた圧巻のパフォーマンスを詳しく見ていきましょう。

2打席連続アーチでヤンキースタジアムを沈黙

4月14日(日本時間)、ヤンキースタジアムで行われたヤンキース戦に3番センターで先発出場したイ・ジョンフ選手。4回と6回に、特級左腕カルロス・ロドン投手から2打席連続ホームランを放ち、チームの5得点中4打点を叩き出す大活躍を見せました。

4回:反撃の狼煙を上げるソロホームラン

0-3とヤンキースにリードを許した4回、1死走者なしの場面で迎えた第2打席。ロドン投手の投じた138キロのスライダーを完璧にとらえ、打球は右翼スタンドへ。打球速度166.2キロ、飛距離123.7メートルという圧巻の一発で、反撃の狼煙を上げました。

イ・ジョンフ選手のバッティングイ・ジョンフ選手のバッティング

6回:逆転の3ランで試合をひっくり返す

さらに1-3と2点を追う6回、1死一、二塁のチャンスで再びロドン投手と対峙。今度は131.5キロのカーブを捉え、右翼席へ豪快な3ランホームラン!この一発で試合をひっくり返し、チームに貴重な勝ち越し点をもたらしました。

MLB公式ウェブサイト「MLB.com」も、この試合の「プレーヤー・オブ・ザ・ゲーム」にイ・ジョンフ選手を選出。メジャー初となる2打席連続ホームラン、そして1試合2ホームランという快挙を称えました。ちなみに、ロドン投手が1試合で左打者に2本のホームランを許したのは、この試合が初めてとのこと。名投手を打ち崩すイ・ジョンフ選手の活躍は、まさに圧巻の一言です。

攻守に躍動!メジャー最高峰の舞台で輝きを放つ

8回にも四球を選び出塁するなど、この日のイ・ジョンフ選手は3打数2安打4打点2得点1四球と大暴れ。シーズン打率は.352、OPSは1.130まで上昇しました。

試合後、イ・ジョンフ選手は「重要なのはアウェーでチームが勝ち越したこと」とチームの勝利を強調。「寒くて雨も降り、天気が良くなかったが、相手も同じ状況。気を引き締めて臨んだ」と語りました。

昨シーズンは肩の怪我でシーズンを棒に振りましたが、今シーズンは完全復活。攻守走すべてにおいて、韓国プロ野球(KBO)で培った実力を遺憾なく発揮しています。すでに本塁打3本、11打点と、昨シーズンの成績(本塁打2本、8打点)を上回る活躍を見せています。

イ・ジョンフ選手イ・ジョンフ選手

イ・ジョンフ選手の活躍もあり、ジャイアンツはパドレス、ドジャースとナショナルリーグ西部地区の首位争いを繰り広げています。今後のさらなる活躍に期待が高まります。