15歳の女子高生が自宅マンション敷地内で刺殺されるという痛ましい事件が、埼玉県さいたま市で発生しました。被害者の手柄玲奈さんは、4月に入学したばかりの高校での新生活に胸を膨らませていた矢先の出来事でした。未来を突然奪われた彼女の死を悼む声は後を絶たず、事件の真相解明が待たれます。
埼玉県警、殺人事件として捜査開始
4月14日午後8時15分頃、埼玉県警に通報が相次ぎました。「女性が男に殴られている」「家族が刺された」という緊迫した内容を受け、警察官が現場に急行。血を流して倒れている手柄さんを発見し、緊急搬送しましたが、まもなく死亡が確認されました。
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埼玉県警は、現場近くの交番前に現れた谷内寛幸容疑者（24）を殺人事件の被疑者として確保。事件の詳しい経緯を50人体制の特別捜査班が捜査しています。大手紙社会部記者によると、谷内容疑者は確保時、血痕のついた服を着ており、両手に切り傷があったとのことです。怪我の経緯についても捜査が進められています。
帰宅途中の悲劇、通り魔の可能性も
現在のところ、手柄さんは外出先から帰宅し、自宅マンション敷地内に入ったところで刃物で襲われたとみられています。現場からは血痕のついた包丁が発見され、手柄さんの上半身には複数の刺し傷がありました。捜査関係者は、谷内容疑者と手柄さんの関係性について詳しいことはまだわかっていないとし、通り魔的な犯行も視野に入れて捜査を進めていると述べています。
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同級生、近隣住民から悲痛な声
高校に入学したばかりだった手柄さん。突然の悲劇に、同級生や近隣住民からは悲しみの声が上がっています。NEWSポストセブンの取材に対し、手柄さんの同級生は涙ながらに「同じ学校の子が殺されるなんて信じられない。ショックで悲しい」と語りました。
近隣住民からも「同じマンションでこんな事件が起こるなんて…」「未来ある若い命が奪われてしまい、本当に悲しい」といった声が聞かれました。
中学時代の思い出、無念の死
同級生は、手柄さんの中学時代を振り返りながら、言葉を詰まらせました。彼女の無念の死を悼むとともに、事件の真相解明を願うばかりです。
事件の全容解明、そして再発防止策の確立が強く求められています。
