日曜劇場『キャスター』(TBS系)が4月13日に初回放送を迎え、14.2%の好視聴率を獲得しました。阿部寛さん演じる型破りなキャスター進藤壮一が、報道番組のあり方に切り込んでいく社会派エンターテインメントとして注目を集めています。永野芽郁さんや道枝駿佑さんなど豪華キャストも話題の本作ですが、視聴者からは阿部さんの滑舌に関する意見も上がっているようです。
阿部寛の演技力vs滑舌 視聴者の反応は?
初回放送では、進藤がキャスター就任初日から「番組を正す」と宣言し、型破りな取材手法で周囲を翻弄する様子が描かれました。阿部さんの圧倒的な存在感は健在でしたが、一部視聴者からは滑舌に関する指摘が。SNS上では「阿部寛が出てくるだけで画面がもつ」「滑舌はちょっと…なので字幕を付けて見た」といった声が聞かれました。
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制作発表会見では、阿部さん自身もキャスター役のプレッシャーについて触れ、「過去の作品の中でも一番滑舌がいい」と自信を見せていましたが、視聴者の反応は少々厳しいものとなったようです。
元宝塚トップスター月城かなとのアナウンス力に絶賛の声
一方で、阿部さん演じる進藤の横に座るサブキャスター・小池奈美役を演じた元宝塚トップスター月城かなとさんのアナウンス力には称賛の声が集まりました。「アナウンサーかなと思うほど上手い」「本職のアナウンサーのようなクオリティ」といったコメントがSNS上に多数投稿されています。
月城さんは、2009年に宝塚歌劇団に入団し、2021年に月組トップスターに就任。退団後は映画の吹き替えやドラマ出演など活躍の場を広げています。今回の『キャスター』では、役作りのためアナウンスレッスンや報道局の見学も行ったとのこと。その努力が実を結び、落ち着いた雰囲気と確かなアナウンス力で視聴者を魅了しました。
芸能評論家の山田花子さん(仮名)は、「宝塚時代に培われた発声や表現力が、キャスター役にも活かされている。滑舌の良さだけでなく、的確な言葉選びや間の取り方など、まさにプロのアナウンサーと言えるでしょう」と高く評価しています。
キャスター役の滑舌は重要?今後の展開に期待
キャスターという役柄において、滑舌の良さは重要な要素の一つと言えるでしょう。情報番組のキャスターは、視聴者に正確な情報を分かりやすく伝える役割を担っています。聞き取りやすい発音は、視聴者の理解を深め、番組への信頼感にも繋がる重要なポイントです。
今回の『キャスター』では、主演の阿部さんの滑舌に注目が集まりましたが、同時に月城さんのアナウンス力の高さが際立つ結果となりました。今後の展開では、進藤がどのように報道番組のあり方を変えていくのか、そして滑舌に関する視聴者の反応がどのように変化していくのか、注目が集まります。