朝ドラ『あんぱん』の舞台は高知へ。やなせたかしの人生に影響を与えた実在の人物をモデルとする役が登場する中で、注目は人気アーティスト、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴氏だ。ミュージシャンとして無双状態の彼だが、俳優業では現在、大きな難題に直面しており、特に朝ドラ撮影では、共演者である北村匠海氏に演技の助言を求めているという。
Mステでの異例出演、俳優業への注目
大森氏の多才ぶりが際立ったのは、6月27日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)での出来事だ。この日、彼はMrs. GREEN APPLEとしてメンバーと階段を降りた直後、ソロアーティスト「大森元貴」として改めて紹介され再登場するという、番組史上異例の演出が話題を呼んだ。グループとソロでの同時出演は極めて珍しい。日本レコード大賞連覇など、音楽界で頂点を極める彼が、近年俳優としても高い評価を得ていることへの注目が集まっている。
朝ドラ『あんぱん』撮影で北村匠海に演技指導を仰ぐ
ORICON NEWSが調査した『2025年 上半期ブレイク俳優ランキング(男性編)』で堂々の1位に輝くなど俳優としても飛躍中の大森氏だが、目下撮影中の朝ドラ『あんぱん』では苦戦が伝えられる。「同世代の共演者である北村匠海さんに食らいつこうと必死のようです」(テレビ局関係者)。俳優として圧倒的な経験を持つ北村氏から、大森氏が演技の悩みやアドバイスを熱心に受けているようだ。
Mrs. GREEN APPLE大森元貴(左)と俳優北村匠海(右)。朝ドラ『あんぱん』共演で演技論も話題に。
映画初主演作『#真相をお話しします』での演技評価
今年4月公開の映画『#真相をお話しします』では、大森氏が映画初主演を務めた。当初はその宣伝からファン向けとも見られる向きもあったが、実際に蓋を開けてみれば、その繊細かつリアルな演技が高く評価され、俳優としての実力を見せつけた。「大森さんが演技未経験者と思っている人も少なくなかったようですが、実は彼は幼い頃から演技に慣れ親しんでいるんです」(映画会社関係者)。
子役時代からの演技経験と実力
大森氏は中学時代から、数々の名子役を輩出してきた芸能事務所「テアトルアカデミー」に所属し、そこで演技の基礎を叩き込まれたという。実際に、2012年には元TOKIOの松岡昌宏氏主演ドラマ『13歳のハローワーク』(テレビ朝日系)にバンドのベーシスト役で出演した経験がある。前出の映画『#真相をお話しします』でダブル主演を務めた菊池風磨氏も、大森氏の演技力に感嘆したという。「大森さんのキャリアを考えれば、それもそのはずですよね」(前出・映画会社関係者)。この意外な経歴が、現在の俳優としての実力に繋がっていると言えるだろう。
ミュージシャンとして頂点を極める一方、俳優としても頭角を現す大森元貴氏。特に、難役に挑む朝ドラという大舞台の現場で、経験豊富な北村匠海氏から真摯に演技指導を仰ぐ姿勢は、彼のプロフェッショナルとしての真価を示すものだ。今後の彼の多方面でのさらなる活躍から目が離せない。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/9898a2f6373943c93274f56868f1fbe2bce0b249