韓国のベーカリーチェーン「トゥレジュール」で開催されているパン食べ放題イベント「グリーンプレート」が、思わぬ問題に直面しています。9900ウォン(約990円)で1時間パンが食べ放題という魅力的な価格設定から人気を集めていますが、大量の食べ残しが発生し、モラルの欠如が指摘されているのです。
人気の裏に潜む食品ロス問題
「グリーンプレート」は、リニューアルされた江南(カンナム)と狎鴎亭(アックジョン)の直営カフェ2店舗で、時間と人数限定で開催されています。コストパフォーマンスの良さからSNSで話題となり、早朝6時半から並ぶ人もいるほどの人気ぶりです。しかし、その人気とは裏腹に、多くのパンが食べ残され、廃棄されているという現状があります。
パンの食べ残し
YouTuberも問題提起
人気のパン系YouTuber「パンチューブ・ポニ」氏は、体験動画の中でこの問題を取り上げ、「食べ残しに対する環境負担金が設定されていないのは残念。イベントでも最低限の規制が必要」と指摘しています。また、別のYouTuber「独居トレニ」氏も「全く手をつけずに捨てられているパンが多く、スタッフの努力を考えると胸が痛む。パンに罪はない」と嘆き、モラルの欠如を訴えています。
マナー違反も横行
食べ残しだけでなく、パンをバッグにこっそり持ち帰る客もいるとの証言もあり、マナー違反も問題視されています。一部の利用客は、早朝から並んだ“対価”として、必要以上にパンを取ってしまう心理が働いているのかもしれません。
ネット上の声は?
ネット上では、「食べ残しには追加料金を」「モラルはどこへ行った」といった批判の声が多く上がっています。食品ロス問題への意識が高まる中、このような行為は社会的に許容されるものではありません。
持続可能な食文化のために
パン食べ放題という魅力的なイベントの裏で、食品ロスやマナー違反といった問題が発生している現状は、私たちに食文化のあり方を考えさせるきっかけを与えてくれます。 フードロス削減のため、私たち一人ひとりが責任ある行動を心がける必要があるのではないでしょうか。 美味しいパンを大切に、そして感謝の気持ちを持っていただくことが、持続可能な食文化への第一歩となるはずです。