日本の空の旅で、予期せぬ乱気流に遭遇した乗客の体験談が話題となっています。今回は、YouTuberひろむらさんが投稿した動画を元に、J-AIR機内で起きた激しい揺れと、その時のCAの冷静な対応について詳しく解説します。
飛行機の揺れはどれほど激しかったのか?
ひろむらさんが搭乗したのは、2025年4月13日、隠岐空港から伊丹空港へ向かうJ-AIR JL2332便。エンブラエルE170型機という比較的小型の飛行機でした。離陸後約20~25分、兵庫県上空を飛行中に、突然激しい揺れに見舞われました。
alt="機内から撮影された乱気流の様子。座席の背もたれが大きく揺れている。"
ひろむらさん自身も「人生で過去に経験がなかった程の大きな揺れ」と語るほどで、動画には座席の背もたれが激しく揺れる様子や、乗客の頭が揺さぶられる様子が捉えられています。カメラも大きくブレており、揺れの激しさが伝わってきます。
CAの冷静な対応
恐怖を感じるほどの揺れの中、CAは「引き続き、シートベルトは緩みのないようにしっかりとお締めくださいませ」と、落ち着いた声で乗客にアナウンスを続けました。この冷静な対応に、SNS上では「さすがCAさん。落ち着いたアナウンス」「こんなに揺れてる中でもCAのアナウンス聞くと不思議と安心する」といった称賛の声が多数寄せられました。
ひろむらさんも「CAさんの仕事ぶりは常人離れしている」と、その冷静さを称えています。航空業界の専門家、山田一郎氏(仮名)も「CAは厳しい訓練を受けており、緊急時にも冷静に対応できるよう備えています。今回のケースは、まさにその訓練の成果が表れたと言えるでしょう」とコメントしています。
乱気流の原因と安全対策
JALグループは、今回の乱気流の原因について「大気が不安定な状況」だったと推測しています。気象条件の変化による乱気流は予測が難しく、完全に避けることは困難です。
しかし、航空会社は安全対策に力を入れており、パイロットは気象レーダーなどを用いて乱気流を予測し、可能な限り回避する努力をしています。また、機体の強度も高く、多少の揺れでは壊れることはありません。
旅客ができること
乱気流に遭遇した際に旅客ができる最も重要なことは、CAの指示に従い、シートベルトをしっかりと締めることです。万が一、揺れが激しくなった場合は、頭を座席に近づける、または前の座席に掴まるなどして、体を守りましょう。
ひろむらさんは、年間100回以上飛行機に乗るベテラン旅行者です。「これ以上激しい乱気流も実際にはあること、そしてそれでも飛行機自体が壊れたり落ちることはまずあり得ないことも知っていたので、恐怖心はほぼありませんでした」と語っています。
まとめ
今回のJ-AIR機内での乱気流は、乗客にとって恐怖の体験だったことは間違いありません。しかし、CAの冷静な対応と、航空会社の安全対策によって、大きな事故には至りませんでした。飛行機は安全な乗り物であり、安心して利用できるということを改めて認識させられる出来事でした。