若手俳優の板垣瑞生さんが24歳という若さでこの世を去った。ご家族により、不慮の事故による逝去が発表された。昨年より精神疾患を抱え、1月末より行方不明の状態が続いていたという。警察と友人による捜索の末、東京都内で遺体で発見された。
輝かしいキャリアと突然の退所
2011年に芸能界入りした板垣さんは、2015年公開の映画『ソロモンの偽証』で準主役の神原和彦役を射止め、その演技力と端正な顔立ちで一躍注目を集めた。その後も映画『HIGH＆LOW THE WORST X』やドラマ『正直不動産』シリーズなど、数々の人気作品に出演。ボーカルダンスユニットM!LKのメンバーとしても活躍していた。
板垣瑞生さんの訃報記事
しかし、昨年3月には所属事務所の公式サイトからプロフィールが削除され、退所していたことが発覚。板垣さん自身もInstagramで入院と退所を報告していた。
病魔との闘いと復帰への希望
昨年11月のInstagram投稿で、板垣さんは1月からストレスやプレッシャーによる不眠や拒食の症状に悩まされていたことを告白。「明らかに俳優として人前に出ることが難しいほどに心身共に弱っていた」と当時の状況を明かしていた。
長期療養を経て徐々に回復し、4月には退院。俳優復帰に向けて所属事務所を探していた矢先の出来事だった。ご家族は「活動復帰に向けて前向きに歩み始めた矢先、このような形で人生の幕を閉じることとなり、本人もさぞかし無念だったことと思います」とコメントを発表している。
復帰への歩みと突然の沈黙
板垣さんは復帰に向けて精力的に活動していた。昨年7月にはTikTokアカウントを開設、9月には公式サイトをオープン。ライブ配信サービス「Twitch」でもゲーム配信を定期的に行っていた。
板垣瑞生さんの訃報記事詳細
しかし、今年1月下旬頃からTwitchでの配信が途絶え、3月にはスタッフが「次回の配信予定が未定」と報告。チャンネルも削除されていたという。芸能関係者は「行方不明の時期と一致しており、この頃から連絡が取れなくなっていたのではないか」と推測している。
才能あふれる若き俳優の早すぎる死を悼む
若くして才能を開花させ、未来を嘱望されていた板垣瑞生さん。心身の不調と闘いながらも復帰を目指していた矢先の訃報に、多くのファンや関係者が悲しみに暮れている。心よりご冥福をお祈りいたします。
