深夜、韓国の刺身店の水槽を破壊した男…被害総額35万円、逃走中!

韓国で深夜、営業を終えた刺身店の水槽を何者かが破壊し、逃走するという事件が発生しました。防犯カメラにはその一部始終が捉えられており、警察は現在犯人の行方を追っています。一体何が起きたのでしょうか?

衝撃の映像:跳び蹴りで水槽を粉砕

JTBCの報道番組「事件班長」で報じられたこの事件は、4月10日午後11時50分頃に発生しました。公開された防犯カメラの映像には、中年の男が店の前を通りかかり、突然跳び上がるようにして水槽を蹴りつける衝撃的な瞬間が記録されています。厚いガラスで作られた水槽は、男の強烈な一撃によって粉々に砕け散りました。

韓国の刺身店の水槽を蹴る男の防犯カメラ映像韓国の刺身店の水槽を蹴る男の防犯カメラ映像

男は水槽を破壊した後、その惨状をちらりと見ただけで、何事もなかったかのように手を後ろに組んで悠々と立ち去ってしまいました。その冷酷な態度に、怒りがこみ上げます。

12万円相当の魚が犠牲に…店主の怒りと不安

割れた水槽からは水が溢れ出し、水槽内にいたヒラメ、マダイ、スズキなど、12万円相当の魚が死んでしまいました。水槽の修理費用を含めると、被害総額は35万円に上るとみられています。

店主は「水槽内ではヒーターが稼働しており、水がなくなると発火の危険性がありました。幸い少し水が残っていたため火災には至りませんでしたが、非常に危険な状況でした」と当時の状況を説明し、恐怖を語りました。

また、「なぜこのようなことをしたのか全く理解できません。店の2階では両親が寝ており、一歩間違えば両親まで危険にさらされるところでした」と、犯人への怒りと、家族の安全が脅かされたことへの不安をにじませました。

飲食店を狙った犯行?動機解明が急務

今回の事件は、営業後の無人の店舗を狙った卑劣な犯行です。動機は未だ不明ですが、単なる器物損壊にとどまらず、人命にも関わる危険な行為であったことは間違いありません。警察は一刻も早い犯人逮捕と、動機解明に全力を挙げる必要があります。

韓国では近年、飲食店を狙った犯罪が増加傾向にあるとの指摘もあります。「韓国レストラン協会」のキム・スンヨン代表(仮名)は、「飲食店の経営は薄利多売で、このような事件は経営者にとって大きな痛手となる。防犯対策の強化とともに、地域社会全体で飲食店を守る意識を高めていく必要がある」と述べています。

犯人の早期逮捕と安全な街の実現を願う

今回の事件は、私たちに飲食店の安全対策の重要性を改めて認識させるとともに、安心して暮らせる社会の実現に向けた課題を突きつけています。一日も早く犯人が逮捕され、二度とこのような事件が起こらないことを願うばかりです。