【健康長寿の秘訣】60年間1万人を追跡調査!お酒との上手な付き合い方とは?

お酒は人生の楽しみの一つ。でも、健康を考えると少し心配…という方も多いのではないでしょうか。今回は、60年間、1万人の日本人を追跡調査したCIRCS研究に基づき、健康長寿の方々の飲酒習慣に迫ります。無理なく、楽しく、お酒と付き合うためのヒントが満載です!

健康長寿の知恵が詰まった「疫学」とは?

疫学とは、医療と統計学を融合させた学問です。病気の原因や予防法を、集団を対象とした調査を通して解き明かします。福島県立医科大学医学部 疫学講座主任教授の大平哲也先生(仮名)は、長年の疫学研究から得られた知見を元に、真に健康な生活を送るための方法を提唱しています。今回の記事も、大平先生監修のもと、CIRCS研究をはじめとする様々なエビデンスに基づいて執筆しました。

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ノンアルコール飲料で無理なく減酒!

筑波大学の研究によると、ノンアルコール飲料を提供することで、飲酒量が有意に減少することが明らかになりました。アルコール依存症ではない20歳以上の参加者を対象とした12週間の調査で、ノンアルコール飲料を摂取したグループは、1日の純アルコール摂取量が平均11.5グラムも減少したのです。これは、ノンアルコール飲料がお酒の代わりとして飲まれたためと考えられています。例えば、普段ビールを2缶飲む人が、1缶をノンアルコールビールに置き換えるといった具合です。

ノンアルコール飲料、最初はプレゼントから始めてみよう

大平先生自身も、週末にビールを楽しむ際、2缶目以降はノンアルコールビールに切り替えているそうです。1缶目で程よく気分が良くなっているため、ノンアルコールでも満足感を得られるとのこと。黄金色の見た目とシュワシュワとした喉越しがあれば、十分に楽しめるのだそうです。

筑波大学の研究で重要なのは、「提供された」という点です。お酒好きな方は、ノンアルコール飲料に抵抗感を持つ傾向があります。しかし、最近のノンアルコール飲料は非常に美味しくなっており、実際に飲んでみると印象が変わる可能性が高いのです。

家族や友人が「これ、飲んでみて」とプレゼントするのも効果的です。特に、少し酔いが回ってきた頃に勧めてみると、抵抗なく受け入れてもらえるかもしれません。

まとめ:健康と楽しみを両立!賢いお酒との付き合い方

ノンアルコール飲料を上手に活用することで、無理なく飲酒量をコントロールし、健康を維持しながらお酒を楽しむことができます。大切なのは、自分にとって心地よいバランスを見つけること。今回の記事を参考に、ぜひ、ノンアルコール飲料を試してみて、新しいお酒との付き合い方を発見してください。