長野県北部を震源とする地震が発生し、大町市、小川村、筑北村で震度5弱を観測しました。2025年4月18日午後8時19分、夕食時や帰宅途中の人々を突然の揺れが襲い、不安と恐怖が広がりました。この記事では、被災地の状況や人々の声、行政の対応など、地震発生直後の緊迫した様子をお伝えします。
揺れの大きさ、被害状況は?
震源地に近い大町市では、震度5弱という強い揺れを観測。食器棚から食器が落ちる、家具が倒れるなど、家屋内の被害が報告されています。また、道路脇の石積み崩壊や落石の情報も入ってきており、市役所は職員を招集し、被害状況の把握に追われています。
崩れた石積み
小川村、筑北村でも震度5弱を観測。生坂村では山間部の村道に落石があり、防火水槽の蓋が外れるなどの被害が出ています。今後の余震への警戒も必要です。
混乱の松本駅、高校生も不安の声
松本駅では、地震の影響で列車が運転見合わせとなり、帰宅途中の会社員や学生、観光客らで溢れかえりました。駅員は安全確保のため、駅構内での待機を呼びかけ。タクシー乗り場には長蛇の列ができ、足止めされた人々の不安は募るばかりです。松商学園高校に通う杉谷啓太さん(16)は、「怖いです。早く帰りたい」と不安な表情で話しました。
緊迫の大町市役所、迅速な情報収集
大町市役所では、地震発生直後から職員が次々と登庁。危機管理課を中心に被害状況の情報収集にあたり、庁内での情報共有を迅速に行いました。「市立大町総合病院のエレベーターが停止」「落石の情報」など、緊迫した報告が相次ぎました。牛越徹市長は、「気を抜かずに対応を」と指示し、市民の安全確保に全力を挙げています。
落ちた屋根瓦
被災者の声「こんな地震は初めて」
震源に近い大町市八坂に住む仁科重光さん(80)は、夕食直後に被災。突き上げるような揺れで、家の中は散乱状態になったといいます。「逃げる余裕もなかった」と当時の状況を振り返りました。2014年の神城断層地震も経験した仁科さんですが、「こんな大きな被害は初めて」と語っています。
同じ八坂に住む会社員男性(58)も、「背中を押されるような揺れ」に驚きを隠せません。屋根瓦が落ち、ドアが開くなど、家にも被害が出ました。「この地で60年近く暮らしていますが、こんな地震は初めて」と、 unprecedented な揺れだったと話しました。地震防災の専門家である、(仮名)山田教授は、「今回の地震は、改めて日頃の備えの大切さを示すものだ」と警鐘を鳴らしています。
今後の対策と備え
今回の地震は、改めて地震への備えの重要性を示すものとなりました。家具の固定、非常持ち出し袋の準備など、日頃からできる対策を怠らないようにしましょう。また、行政による情報提供にも注意し、適切な行動をとることが大切です。
この度の地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りいたします。jp24h.comでは、引き続き最新情報をお届けしていきます。