【NHK Eテレ版アン・シャーリー】原作との違いが話題!ピンクの服と緑の瞳の謎

NHK Eテレで放送中のアニメ『アン・シャーリー』が、原作『赤毛のアン』との違いから、原作ファンを中心に議論を呼んでいます。世界中で愛される名作だけに、その改変には国内外の注目が集まっています。一体何が原作と違うのか、詳しく見ていきましょう。

原作愛読者も困惑?ピンクの服と緑の瞳

『赤毛のアン』は、多くの人にとって特別な一冊。10代で初めて触れて感動し、その後も人生の節目で読み返す、まさに人生のバイブルのような存在という方も多いのではないでしょうか。だからこそ、映像化にあたっては、時代背景や登場人物の特徴を忠実に再現することが重要です。しかし、今回のアニメ『アン・シャーリー』には、原作とは異なる点がいくつか見られ、原作愛読者からは不安の声が上がっています。

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『赤毛のアン』の翻訳家・研究者である松本侑子氏も、その一人。『アン・シャーリー』第1話放送後には、SNSで「ぜひ私に校閲をさせてください」と投稿し、大きな反響を呼びました。

松本氏が指摘する原作との違いの一つは、アンの服装です。公開されたイメージビジュアルでは、アンはピンク色の服を着ていますが、原作ではアンがピンク色の服を着ることはありません。19世紀の西洋では、赤毛の女性が赤やピンク系統の服を着ることはタブーとされており、原作でもアンは「ピンクの服は着られない」と繰り返し口にしています。

もう一つの違いは、アンの親友ダイアナの目の色。イメージビジュアルでは緑色に描かれていますが、原作では黒髪に黒い目です。ダイアナはアイルランド系の移民であり、黒髪と黒い瞳を持つ「ブラック・アイリッシュ」という設定です。西洋文化において、髪と目の色はアイデンティティーを表す重要な要素であるため、この変更は原作ファンにとって大きな違和感となっているようです。

アニメ版「赤毛のアン」は何が違う?過去の作品との比較

1979年に放送された世界名作劇場『赤毛のアン』(フジテレビ系)は、故・高畑勲氏が監督・脚本を務め、宮崎駿氏も制作に関わった名作として、今でも多くのファンに愛されています。今回の『アン・シャーリー』と高畑版を比較する声も上がっており、原作への解釈の違いが改めて注目されています。

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時代を超えて愛される名作、その魅力とは

『赤毛のアン』は、30か国以上で翻訳され、全世界で5000万部以上を売り上げる不朽の名作です。日本でも、1952年に故・村岡花子氏によって初めて翻訳されて以来、多くの読者に愛されてきました。今回のアニメ『アン・シャーリー』も、村岡氏の訳本を原作としています。

想像力豊かで明るいアンの姿は、時代を超えて多くの人々に勇気を与えています。アニメ『アン・シャーリー』が、原作とは異なる部分もあるものの、アンの魅力を新たな形で伝える作品となることを期待したいですね。

NHK Eテレ版「アン・シャーリー」、今後の展開に注目

原作との違いが話題となっている『アン・シャーリー』ですが、今後の展開がどうなるのか、原作ファンならずとも注目が集まります。あなたは今回のアニメ化についてどう思いますか?ぜひコメント欄であなたの意見を聞かせてください。また、この記事をSNSでシェアして、周りの人と感想を共有してみませんか? jp24h.comでは、他にも様々なエンタメ情報をお届けしています。ぜひ他の記事もチェックしてみてください!