国分太一、活動休止の波紋広がる コンプライアンス違反の詳細と広がる憶測

人気グループ『TOKIO』のメンバーである国分太一氏(50)が、複数のコンプライアンス違反を理由に芸能活動の休止を発表し、世間に衝撃を与えています。「感じがいい」「いい人そう」といった従来のイメージとのギャップに、多くのファンや関係者が動揺を隠せずにいます。しかし、今回の発表には、違反内容に関する具体的な説明がほとんど含まれておらず、憶測が憶測を呼ぶ状況となっています。

日本テレビの社長は6月20日の会見で、「プライバシーの観点」から被害者の有無さえ明らかにせず、違反内容そのものについても言及を避けました。分かっているのは、「刑事告訴の事案ではない」「反社会的勢力とのつながりではない」という点のみです。

コンプライアンス違反の詳細と「示談」「時効」の可能性

この情報開示の少なさから、様々な解釈が生まれています。ワイドショー関係者からは、「金銭的なやり取りを含め、被害者との間で既に示談が成立している可能性が一つ挙げられる」との見解が出ています。過去の事案であれば公訴時効が過ぎており、物理的に刑事告訴が不可能であるという見方もできます。あるいは、事案自体が軽微であるため刑事告訴に至るような性質のものではないという可能性も考えられます。しかし、軽微な事案であるとすれば、活動休止という「罰が重すぎる」という疑問も同時に指摘されています。事務所側もテレビ局側も内容を発表しない姿勢は、国分氏が一方的に批判される危険性をはらんでいます。

ジャーナリストとしても活動する実業家の堀江貴文氏は、6月22日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、テレビ局関係者から国分氏のコンプライアンス違反に関する詳細を聞いたと明かしました。堀江氏は詳細を伏せつつも、「あんな平和な番組なのに、裏ではそんなことが起こってたのか……みたいな」「僕が聞いた話が本当だとしたら、戻ってこれねぇんじゃねーの? って思いました」と感想を述べ、事案の深刻さを匂わせています。

TOKIOの国分太一氏、コンプライアンス違反による活動休止を発表TOKIOの国分太一氏、コンプライアンス違反による活動休止を発表

ベテラン関係者が語る「もう一つの顔」と疑惑

一方で、今回の国分氏のコンプライアンス違反の報道が出ても、全く驚かなかったという声も聞かれます。あるベテランのテレビ局関係者は、「こんな騒動がない限り絶対言えませんでしたが、旧ジャニーズ事務所の中で最も“感じが悪い”のが国分さんだと思っていました。私からすると『やっと出たか』という感じです」と語っています。この関係者によると、国分氏は好き嫌いが激しく、気に入らない相手に対してはあからさまに態度を変えたり、暴言を吐いたり、無視したりすることがあったといいます。

具体的な疑惑として、今回は人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』の番組スタッフに対して、「差別的表現」を含むきついパワハラ、モラハラがあったと聞いている、と前述のベテランテレビ局関係者は述べています。昔から国分氏はADなどにも同様の「嫌な態度」を取っていたため、そのADが年月を経てディレクターやプロデューサーに出世すると、「国分NG」を出すスタッフも複数存在したといいます。

国分氏の妻は元TBS社員ですが、夫のこのような「ウラの顔」を見聞きすることはあったのでしょうか。パワハラ、セクハラ、暴言など、様々な情報が飛び交う中、形だけの謝罪コメントで姿を消している国分氏本人は、そして株式会社TOKIOは、この状況をどのように受け止めているのでしょうか。事態の推移が注目されます。

(FRIDAYデジタル)