お菓子作りやお料理に欠かせない食用油。オリーブオイル、大豆油、菜種油、米油、キャノーラ油、ごま油など、様々な種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。スーパーのお菓子やパンの原材料名を見てみると、「植物油脂」とだけ書かれていることがほとんど。一体どんな油が使われているのか、安全なのか、気になりますよね。今回は、食用油の選び方について、分かりやすく解説していきます。
食用油の種類と特徴
オリーブオイル、ごま油…それぞれの個性
オリーブオイルは、地中海料理に欠かせない、フルーティーな香りが特徴の油です。ごま油は、中華料理や和食によく使われ、独特の香ばしい風味が食欲をそそります。他にも、クセがなく様々な料理に使える菜種油、米油、大豆油、キャノーラ油など、それぞれに個性があります。
alt オリーブオイル、ごま油、菜種油などの食用油
気になる「植物油脂」の正体
市販のお菓子やパンによく使われる「植物油脂」とは、複数の植物性油脂を混ぜ合わせたものです。コストを抑えるため、パーム油、菜種油、大豆油などが使われることが多いようです。これらの油脂は精製されているため、風味や香りが抑えられ、様々な食品に使いやすくなっています。
食用油の抽出方法と安全性
圧搾法と抽出法
食用油の抽出方法には、大きく分けて「圧搾法」と「抽出法」があります。「圧搾法」は、昔ながらの製法で、原料に圧力をかけて油を搾り出します。一番搾りの油は、風味や香りが豊かで、栄養価も高いと言われています。「抽出法」は、ヘキサンなどの有機溶剤を使って油を抽出する方法です。効率的に油を抽出できるため、コストを抑えることができます。
抽出法における安全性
「抽出法」で使用されるヘキサンは、石油由来の有機溶剤です。食品安全委員会では、残留ヘキサンによる健康への影響は少ないとされていますが、気になる方もいるかもしれません。 有機JAS認証の食用油は、ヘキサンを使用しない抽出法を用いているため、より安全性を重視したい方におすすめです。
健康的なおやつ作りに最適な油とは？
素材の味を引き立てる油選び
健康的なおやつ作りには、素材本来の味を引き立てる、良質な油を選びたいですね。例えば、一番搾りの菜種油や米油、オリーブオイルなどは、風味が良く、お菓子作りにもおすすめです。和菓子には、香ばしいごま油を使うのもいいですね。
専門家の意見
管理栄養士の佐藤恵美さん（仮名）は、「小さなお子さんのおやつには、なるべく精製度の低い、一番搾りの油を使うのがおすすめです。油の種類によって、含まれる栄養素も異なります。バランスよく、色々な種類の油を使うように心がけましょう」とアドバイスしています。
まとめ
様々な種類がある食用油。それぞれの特性を理解し、用途に合わせて使い分けることが大切です。安全で健康的なおやつ作りには、素材の味を引き立てる良質な油を選びましょう。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひご自身に合った食用油を見つけてみてください。
この記事が参考になったら、ぜひコメントで教えてください！また、SNSでシェアして、お友達にも教えてあげてくださいね。jp24h.comでは、他にも食に関する役立つ情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。
