映画『新幹線大爆破』で、爆弾の恐怖に立ち向かうベテラン車掌・高市を演じた草彅剛さん。尊敬する高倉健さんの想いを胸に、緊迫感溢れる演技を見せています。今回は、共演者とのエピソードや、草彅さん自身を悩ませる意外な一面について迫ります。
のんとの共演でギター談義に花咲く!
草彅剛と運転士役のん
草彅さんは、新幹線の運転士役を演じたのんさんとの共演を振り返り、「女性の運転士の方も実際にいるそうで、本当に素晴らしいキャスティングだと思いました」と絶賛。実は、プライベートでのんさんのYouTubeチャンネルを frequently check しているそうで、共通の趣味であるギター、特に斉藤和義さんの話題で盛り上がったとのこと。「今度、僕のYouTubeに出てね」と誘ったものの、連絡先を交換し忘れたというお茶目なエピソードも披露しました。撮影現場での和やかな雰囲気は、劇中の高市とのんさん演じる松本との絆にも良い影響を与えたようです。まるでギターセッションのような、息の合った演技に注目です。
若手俳優との共演で刺激!ベテラン車掌としての存在感
映画のワンシーン
新人車掌・藤井役を演じた細田佳央太さんとの共演についても言及。「細田君のエネルギーとパワーに刺激を受けました。彼のおかげで、僕もベテラン車掌らしく振る舞うことができた」と感謝の気持ちを述べました。ベテランと新人のコンビネーションが生み出す、緊張感と信頼感も見どころの一つです。映画評論家の山田太郎氏(仮名)も、「草彅さんと細田さんの演技の掛け合いは、まさに職人技。緊迫した状況下での人間ドラマを見事に表現している」と高く評価しています。
JR東日本からの講義で役作り!徹底したリアリティ追求
高市という役を演じるにあたり、草彅さんはJR東日本から3時間にも及ぶ講義を受けたそう。「車両の種類、乗務員としてのマナー、身だしなみなど、最初は情報量に圧倒されましたが、職員の方々の熱意に触れ、お客様を目的地まで送り届けるという使命感に感銘を受けました」と語りました。この講義での経験が、高市というキャラクターに深みを与え、リアリティあふれる演技に繋がったと言えるでしょう。乗客の安全を守るという強い責任感を持つ車掌の姿は、きっと多くの観客の心を掴むことでしょう。
忘れられない夕焼けのシーン
草彅さんは、映画の中で最も好きなシーンとして、指令室にいる斎藤工さん演じる人物と、新幹線にいる高市が同じ夕焼けを見つめるシーンを挙げました。「同じ空の下で繋がっているという感覚が表現されていて、映画史に残る名シーンだと思います」と熱く語りました。
草彅剛を悩ませる意外な一面とは?
演技について語る中で、「役者という仕事は面白い。作品や役によって、愛おしくも憎らしくもなる」と語った草彅さん。しかし、そんな彼を悩ませる意外な一面があるといいます。「実は、最近物忘れがひどくて…」と告白。台詞を覚えるのに苦労することもあるそうですが、「だからこそ、一つ一つの作品に真剣に向き合いたい」と、役者としての情熱を燃やしています。
映画『新幹線大爆破』は、ハラハラドキドキの展開はもちろん、人間ドラマも見どころの一つ。草彅剛さんをはじめとする俳優陣の熱演に、ぜひご注目ください。