【英国最高峰パンに輝く】日本人女性が紅茶とレモンのブリオッシュで2度目の栄冠!

イギリスで最高のパンを決めるコンテストで、日本人女性が手掛けたブリオッシュが見事、最優秀賞に輝きました! 紅茶の香りとレモンの爽やかさが絶妙に調和した、その魅惑のブリオッシュの魅力に迫ります。

英国最高峰のパンに選ばれた、日本人女性が作る魔法のブリオッシュ

2024年の「今年のイギリス最高のパン」コンテストで、青悦美代さん(55)が作るレモンとアールグレイのブリオッシュが、栄えある最優秀賞を受賞しました。 実は青悦さん、2023年にも抹茶とホワイトチョコレートを使った緑色のパンで最優秀賞を獲得しており、今回で2度目の快挙となります。 中部ダービーシャー州ダーリーデールで「クマサン・ベイクハウス」を営む青悦さんは、企業へのパンの配達に加え、予約販売も行っています。

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200種類以上のパンを抑えての受賞!その秘密とは?

業界誌「ブリティッシュ・ベイカー」主催のコンテストで、青悦さんのブリオッシュは200種類以上のパンの中から選ばれました。審査員は、アールグレイの茶葉、リモンチェッロに漬け込んだ砂糖漬けレモンピール、レモンカード、レモン果汁を組み合わせた「さわやかで香り高い仕上がり」と「独特の風味」を高く評価。 青悦さん自身は、リモンチェッロに加え、日本の柑橘類であるユズが味の決め手だと語っています。

日本のトレンドを取り入れた、独創的なパン作り

青悦さんは近年の日本で、アールグレイと柑橘類を組み合わせたケーキやクッキーが流行していることに着目。 そのアイデアをパン作りに応用し、紅茶のほのかな香りを生かしたブリオッシュを開発しました。 しかし、完成に至るまでは試行錯誤の連続で、納得のいくパンが焼けるまで実に45個もの試作品を作ったそうです。

2度目の栄冠!努力が実を結んだ喜び

2度目の受賞に、青悦さんは「チャンスはあると思っていましたが、まさか実現するとは。名前を呼ばれた時は言葉が出ませんでしたが、努力が報われて本当に嬉しく、幸せでした」と喜びを語っています。

パン作りの情熱を支える、国際色豊かな人生経験

徳島県出身の青悦さんは、マンチェスター大学への留学を機にイギリスへ渡り、そこで夫と出会いました。その後、ルクセンブルクとフランスでの生活を経て、フランスパンの魅力に開眼。イギリスに戻ってから本格的にパン作りを始めました。

地元ダービーシャーの誇り!2年連続で栄冠獲得

今回の受賞により、この権威ある賞は2年連続でダービーシャーのパン職人の手に渡ることになりました。 昨年は、スタヴリーにある「4アイズ・ベーカリー」のガーリックとローズマリーのフォカッチャが受賞。青悦さんは、この快挙を「この地域のパンの品質の高さを証明するもの」と誇らしげに語っています。

和と洋の融合!青悦さんのパン作りの未来

青悦さんは、西洋と日本の文化を融合させたパン作りに挑戦し続けています。 今後、どんな独創的なパンが誕生するのか、期待が高まります。