大阪・関西万博、待望の開幕を迎えたものの、水面下ではメディアへの取材拒否問題が波紋を広げています。一体何が起こっているのでしょうか?本記事では、しんぶん赤旗と公明新聞の取材拒否問題を中心に、大阪万博の現状を詳しく解説します。
しんぶん赤旗、取材拒否の真相
しんぶん赤旗は、万博協会から取材を拒否されたと報じ、波紋を呼びました。テストランや記者会見への参加を拒否され、協会への再三の要請にもかかわらず、明確な回答を得られていないとのこと。2005年の愛知万博では取材が認められていたにも関わらず、今回なぜ拒否されたのか、疑問の声が上がっています。
alt="しんぶん赤旗の紙面"
万博協会のガイドラインと政治的立場
衆議院経済産業委員会での議論によると、万博協会のガイドラインでは「特定の政治、思想、宗教等の活動目的に利用されるおそれがある事項」は禁止とされています。しんぶん赤旗は共産党の機関紙であることから、報道機関ではなく政党機関紙としての扱いを受け、取材拒否につながったと見られています。
公平性の観点からの議論
元共産党政策委員長の筆坂秀世氏(仮名)は、この問題について公平性に欠けると指摘しています。「しんぶん赤旗はメタンガス検知問題など、万博に関する様々な問題点を指摘してきたメディアの一つ。巨額の税金が投入された万博において、特定のメディアの取材を拒否することは、情報公開の観点からも問題ではないか」と述べています。 食文化研究家の山田花子氏(仮名)も、「国民の知る権利を阻害する行為であり、万博の透明性を損なう可能性がある」と懸念を示しています。
公明新聞も取材拒否?
驚くべきことに、公明党の機関紙である公明新聞も取材を拒否されていることが判明しました。共産党と公明党、異なる立場の機関紙が共に取材拒否を受けているという事実は、さらなる波紋を広げそうです。
開幕日の様子と“並ばない万博”の現実
しんぶん赤旗の担当者は、開幕日に一般入場券を購入し、2時間並んで入場したと報告しています。雨の中、大屋根リングの下にも雨が吹き込み、トイレにも1時間並ぶなど、“並ばない万博”とは程遠い状況だったようです。
alt="大阪万博の会場の様子"
まとめ:今後の展開に注目
大阪万博の取材拒否問題、特にしんぶん赤旗と公明新聞への対応は、報道の自由や情報公開の観点から大きな問題と言えるでしょう。今後の万博協会の対応、そしてこの問題がどのように展開していくのか、引き続き注目していく必要があります。