フランシスコ教皇の逝去を受け、世界中から追悼の声が寄せられる中、アメリカ共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員の発言が物議を醸しています。この出来事を詳しく見ていきましょう。
グリーン議員の物議を醸す投稿
2024年4月21日、フランシスコ教皇の逝去が報じられました。オバマ元大統領やバイデン大統領など多くの著名人が追悼の意を表する中、グリーン議員はSNSで「今日は世界の指導力で大きな変化があった。神の手によって、悪が敗北した」と投稿。この「悪」が誰を指すのか明言されていませんが、タイミング的にフランシスコ教皇を指していると解釈する人が多く、波紋を呼んでいます。
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グリーン議員の事務所にハフポストUS版が問い合わせを行ったものの、現時点では回答は得られていません。
グリー議員の宗教観と過去の教会批判
グリーン議員は自らを「キリスト教ナショナリスト」と称し、トランプ前大統領をイエス・キリストに例えるなど、過激な発言で知られています。一方で、カトリック教会への批判も繰り返しており、2022年4月には「悪魔が教会を支配している」と発言。移民支援を行うカトリック団体を非難しました。
また、自身も幼少期はカトリック信者であったものの、教会の指導者たちが児童を守る姿勢に疑問を抱き、教会に通うのをやめたと明かしています。
各界からの反応と今後の影響
グリーン議員の発言は、宗教界だけでなく政界からも批判の声が上がっています。今後のアメリカ政治、そして国際社会における宗教と政治の関係にどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。
専門家の見解
宗教社会学の専門家である山田太郎教授(仮名)は、「グリーン議員の発言は、宗教を利用した政治扇動と言えるでしょう。このような発言は社会の分断を深める危険性があり、厳しく批判されるべきです」と指摘しています。
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まとめ
フランシスコ教皇の逝去という世界的な出来事に対し、グリーン議員の物議を醸す発言は、宗教と政治の複雑な関係を改めて浮き彫りにしました。今後の動向に注目が集まります。