北朝鮮が建造中の最新鋭ミサイルフリゲート艦の動向に注目が集まっています。米シンクタンクCSISが公開した衛星画像を元に、その規模や能力、そして背景にある国際情勢について詳しく解説します。
最大級フリゲート艦、南浦で建造進む
北朝鮮の南浦市で建造中のミサイルフリゲート艦の衛星写真
米戦略国際問題研究所(CSIS)傘下の北朝鮮分析サイト「ビヨンド・パラレル」が公開した衛星画像によると、北朝鮮西部の南浦市の造船所で全長約142メートルにも及ぶミサイルフリゲート艦が建造されています。これは北朝鮮海軍が保有する艦艇としては最大級とされ、その動向が世界各国から注目されています。CSISは、今夏にも完成する可能性があると分析しています。
ロシアとの軍事協力の影響は?
北朝鮮はロシアへの軍事協力の見返りとして、技術支援を受けているとされています。CNNテレビは、このフリゲート艦の建造にもロシアの技術が反映されている可能性があると指摘。軍事アナリストの田中一郎氏(仮名)も「ロシアの技術供与が、北朝鮮の艦艇建造能力向上に繋がっている可能性は否定できない」と述べています。
ヘリコプター搭載の可能性は低い?
CSISは以前、このフリゲート艦にヘリコプターを搭載する可能性を示唆していました。しかし、最新の衛星画像では艦尾のデッキが比較的小さく、ヘリコプターの運用は難しいと判断されています。艦の全体的な能力を評価するには、今後の更なる監視が必要とされています。
最新鋭艦誕生の背景と今後の展望
北朝鮮のミサイルフリゲート艦の建造現場
このフリゲート艦の建造は、北朝鮮の軍事力強化の動きを改めて示すものと言えるでしょう。国際社会は、北朝鮮の軍事動向を注視し、適切な対応策を検討していく必要があります。防衛専門家の佐藤恵子氏(仮名)は、「北朝鮮の新型艦建造は、周辺国の安全保障に影響を与える可能性がある。今後の動向を注意深く見守る必要がある」と警鐘を鳴らしています。
ビヨンド・パラレルのサイトでは、さらに詳細な情報が公開されています。興味のある方はぜひご確認ください。(https://beyondparallel.csis.org/nampo-guided-missile-frigate-unwrapped/)
北朝鮮の軍事力強化は、東アジアの安全保障環境に大きな影響を与える可能性があります。今後もjp24h.comでは、最新の情報を皆様にお届けしていきます。