【バス旅行のハプニング】添乗員が遭遇したまさかのトラブルと神対応ドライバー

バス旅行の魅力は、美しい景色を眺めながらゆったりと移動できること。しかし、時には予期せぬトラブルに見舞われることも。今回は、ベテラン添乗員が実際に体験した、ハラハラドキドキのバスツアー秘話をご紹介します。 快適な旅の裏側には、こんなドラマが隠されていたのです。

穏やかなドライバー…のはずだった!

ある日、東京から箱根への日帰りバスツアーを担当することになりました。44名の参加者を乗せた49人乗りバスは、少し余裕のある快適な空間。ドライバーは物静かでタバコも吸わない、好印象な中年男性でした。 「今日はスムーズな旅になりそう」と、期待に胸を膨らませていました。

バスツアーのイメージバスツアーのイメージ

ところが、高速道路を走行中、まさかの事態が発生! カーブを曲がった際に、左のサイドミラーを破損してしまったのです。 普通の車ならまだしも、大型バスにとってサイドミラーは安全運転に不可欠な装備。ドライバーはすぐにバス会社に連絡し、代わりのバスを手配することになりました。

高速道路PAで1時間待機…参加者の反応は?

一行は高速道路のパーキングエリアで、新しいバスが到着するまで約1時間待機することに。 ドライバーは申し訳なさそうに、参加者全員に缶コーヒーを配り始めました。私も勧められましたが、最初は遠慮していたものの、最終的には受け取ることに。 こういった気遣いは、さすがプロのドライバーだと感心しました。

しかし、1時間のロスは大きく、参加者の中にはイライラしている人も。 (旅行業界専門家A氏によると、バスツアーにおける時間管理は顧客満足度に直結する重要な要素とのこと。)

45人乗りバス到着!新たな問題発生…

ようやく到着した代わりのバスは、なんと45人乗り。 当初のバスより4席少ないため、座席の配置を急遽変更する必要が生じました。 今回のツアーは1人参加が2組、4人グループが1組、残りは2人参加。 最初のバスでは1人参加者は2席使えましたが、新しいバスでは相席してもらうしかありません。

この変更に、1人参加の年配女性が激怒。「冗談じゃないわよ!」と大きな声をあげ、周囲も騒然となりました。 ゆったりと過ごせると思っていたのに、見知らぬ人と相席になるのは、確かに気分の良いものではありません。 私も同じ立場だったら、きっと同じように感じたでしょう。

神対応ドライバーの誠意

ドライバーはひたすら謝罪を続けましたが、女性の怒りは収まりません。 (観光心理学専門家B氏によると、予期せぬトラブル発生時の対応は、顧客の感情に大きく影響を与えるとのこと。迅速かつ誠実な対応が重要です。)

最終的には、他の参加者が席を譲るなどして、なんとか事態は収拾しました。 ドライバーの誠意ある対応と、周りの参加者の協力のおかげで、大きなトラブルに発展せずに済んだのです。

ハプニングも旅の醍醐味?

今回のバスツアーは、予期せぬトラブルに見舞われましたが、それもまた旅の思い出の一つ。 完璧な旅も良いですが、時にはハプニングも旅の醍醐味と言えるかもしれません。

この記事を読んで、バスツアーに参加してみたくなった方もいるのではないでしょうか? ぜひ、あなたもバスツアーで素敵な思い出を作ってください。