将棋界に新たな旋風が巻き起こっています!ヒューリック杯第96期棋聖戦挑戦者決定戦で、杉本和陽五段(33)が永瀬拓矢九段(32)を破り、藤井聡太棋聖への挑戦権を獲得しました。デビューからわずか6年、五段昇段後初のタイトル挑戦という快挙を成し遂げ、同時に六段昇段も決定。まさにシンデレラストーリーと言えるでしょう。
杉本和陽六段、快進撃の軌跡
2017年にプロ入りした杉本六段。今期の棋聖戦では破竹の勢いで勝ち進み、挑戦者決定戦進出という偉業を達成しました。その棋風は鋭く、積極果敢な攻めが持ち味。今回の挑戦者決定戦でも、その持ち味を遺憾なく発揮し、ベテラン棋士である永瀬九段を相手に堂々とした戦いぶりを見せました。
杉本和陽六段の対局の様子
永瀬拓矢九段、惜敗も名人戦へ集中
一方、敗れた永瀬九段は「途中で形勢が良くなったと思ったが、そこからペースダウンすべきだった」と悔しさをにじませました。しかし、「1局1局ベストを尽くせた」と前向きな姿勢も示しています。現在、藤井聡太竜王・名人相手に名人戦七番勝負を戦っている最中。開幕局は黒星スタートとなりましたが、第2局以降での巻き返しに期待がかかります。
名人戦、今後の展開は?
将棋界の頂点に立つ藤井聡太名人と、実力派棋士・永瀬九段の激突は、将棋ファンならずとも目が離せない戦いとなっています。4月29、30日に行われる第2局は、羽田空港第1ターミナルという異例の場所で実施。どのようなドラマが生まれるのか、注目が集まります。
藤井聡太棋聖 vs 杉本和陽六段、新時代の到来か?
若手実力派棋士として注目を集める杉本六段が、タイトルホルダーである藤井棋聖に挑戦する今回の棋聖戦。世代交代の予兆を感じさせる、まさに新時代の到来を感じさせる対局となるでしょう。将棋界の未来を担う二人の対決に、今から期待が高まります。
将棋評論家の加藤一二三九段(仮名)は、「杉本六段の棋風は非常にアグレッシブで、見ているものを惹きつける魅力がある。藤井棋聖相手にどのような戦いを見せるのか、非常に楽しみだ」と語っています。
この歴史的な対局、ぜひお見逃しなく!