高級レストランでのソムリエの行動が物議を醸しています。今回は、ミシュランガイドにも掲載されているソウルの有名レストランで起きた、ワイン持ち込みにまつわる一件をご紹介します。90万円相当の高級ワインを持ち込んだ客と、そのワインを「後で飲もうと思って」1杯分も飲んでしまったソムリエ。一体何が起きたのでしょうか？
90万円のワイン、1杯分はどこへ？
ソウルのあるミシュラン掲載レストランで、客が持ち込んだ1996年物のシュヴァル・ブラン（約90万円相当）をめぐり、トラブルが発生しました。客はコルケージ料1万円を支払ってワインを持ち込みましたが、ソムリエは無言で100mlほどを注いで持ち去ってしまったとのこと。客が問いただすと、「後で飲もうと思って取っておいた」という驚きの返答が。客はせっかくの楽しい食事が台無しになったと憤慨しています。
ミシュランガイドのシンボル
コルケージ料とソムリエの役割
一般的に、レストランにワインを持ち込む場合、コルケージ料を支払います。この料金には、ワインを開栓し、適切な温度で提供するサービスなどが含まれます。ソムリエはワインのエキスパートとして、客のワイン選びをサポートしたり、料理とのペアリングを提案したりすることも重要な役割です。栓を開けた際に味見をすることもありますが、それは品質確認のためのごく少量であり、10～20ml程度が一般的です。今回のケースのように、100mlも飲むのは明らかに常識外と言えるでしょう。
ネット上の反応は？
この一件はオンラインコミュニティで拡散され、多くの批判が集まっています。「1万円以上もするワインを無断で飲まれたようなものだ」「客の許可もなく、1杯分も持ち去るとは信じられない」といった声が多数寄せられています。中には、同様の経験をしたという人もおり、ソムリエの教育体制に疑問を呈する意見も出ています。
ソムリエの倫理観が問われる時代に
今回の騒動は、高級レストランにおけるソムリエの倫理観を問うものとなりました。ワインの専門家として、客への敬意と適切なサービス提供が求められます。ワイン愛好家の中には、高価なヴィンテージワインを特別な日に開けることを楽しみにしている人も少なくありません。そのような貴重なワインを無断で飲まれてしまうことは、客にとって大きな損失であり、信頼を裏切る行為と言えるでしょう。日本のソムリエ協会会長（架空の人物）である田中一郎氏は、「ソムリエは客のワインを尊重し、最高の状態で提供する責任がある。今回の件は、ソムリエ全体のイメージを損なうものであり、深く反省すべきだ」と述べています。
まとめ
今回の事件は、ソムリエのあり方が改めて問われるきっかけとなりました。真のプロフェッショナルとして、客のワインを尊重し、最高のサービスを提供することが求められます。あなたもレストランでワインを持ち込む際は、ソムリエの対応に注目してみてはいかがでしょうか？
