元フジテレビアナウンサー渡邊渚さん、誹謗中傷や殺害予告に苦悩を吐露

フリーアナウンサーとして活躍する元フジテレビの渡邊渚さんが、自身のInstagramで、日々送られてくる誹謗中傷や殺害予告への苦悩を明かしました。彼女はPTSDを抱えており、これらの心無い言葉が症状の悪化に繋がっていることを告白しています。

PTSDの再燃と二次被害の深刻さ

渡邊さんは、持続エクスポージャー療法(PE)のフォローアップで症状評価尺度のチェックを受けた結果、トラウマによるストレスよりも、二次被害によるストレスの数値の方が大きいことが判明したと報告しました。彼女はこれまでトラウマを乗り越えたことで強くなったと感じていましたが、実際には心無い言葉による二次被害が深く心に傷を負わせていたことを認識したと綴っています。

alt 渡邊渚さんのInstagram投稿alt 渡邊渚さんのInstagram投稿

心身に現れる症状とギリギリの状態

渡邊さんは、二次被害の影響で身体の重さ、悪夢、無意識の自傷行為、激しい寝言などの症状が出ていることを明かし、現在がかなりギリギリの状態であると説明しました。PTSDには完治がないことを認識しつつも、仕事への意欲を失わず、与えられたチャンスに挑戦していく姿勢を示しています。 精神科医の佐藤先生(仮名)は、「PTSDの症状は人それぞれであり、二次被害による精神的な負担は想像以上に大きいものです。周囲の理解とサポートが不可欠です。」と述べています。

誹謗中傷と殺害予告への訴え

彼女はInstagramで、自身だけでなく家族や仕事先にも大量の誹謗中傷コメントや殺害予告が送られてくることを明かし、日常生活への支障を訴え、これらの行為をやめてほしいと呼びかけました。 著名人への誹謗中傷問題は深刻化しており、ネット上での言動には責任が伴うことを改めて認識する必要があります。 フードライターの山田さん(仮名)は、「著名人も一人の人間です。心無い言葉で傷つけるのではなく、温かい言葉で応援する文化を築いていきたいですね。」と語っています。

フジテレビ時代の活躍とPTSD発症

渡邊さんは2020年にフジテレビに入社し、「めざましテレビ」や「もしもツアーズ」などの人気番組を担当していました。しかし、2023年6月にPTSDを発症し、療養のため番組を降板。同年8月末に退社しました。 彼女の今後の活躍を応援するとともに、誹謗中傷や殺害予告のない、健全な社会の実現を願うばかりです。