【ロサンゼルス=後藤香代】米国のトランプ政権に対する大規模な抗議デモから一夜明けた15日、米ロサンゼルス中心部ではデモ隊の姿が激減し、街は静けさを取り戻した。米国土安全保障省が入るビルを警備していた州兵も姿を消した。
ロサンゼルスのカレン・バス市長は14日夜、X(旧ツイッター)に「市全域で3万人が集まり、平和的な抗議の権利を行使した」と投稿した。市警は14日から15日朝までに38人を逮捕した。ほとんどが夜間外出禁止令違反によるものだった。
解散命令違反の疑いなどで225人が逮捕されたピーク時の10日から大幅に減少した。市警によると、デモが本格化した7日以降の逮捕者は計561人に上る。