ヘンリー王子、チャールズ国王との確執を告白、王室復帰への道は閉ざされる

ヘンリー王子がBBCのインタビューで、チャールズ国王との確執と王室復帰への望みを明かし、波紋を広げている。家族との和解を強く望む一方で、国王とのコミュニケーション不足に苦悩する胸中を吐露した。警護問題を巡る訴訟敗訴も重なり、王子一家がイギリスへ戻る可能性はますます薄まっている。

父との断絶、和解への願い

ヘンリー王子はBBCのインタビューで、家族との確執を認めながらも、和解を強く望んでいると語った。「家族とは意見の相違や衝突があった」としながらも、「これ以上の争いは無意味だ」と述べ、関係修復への意思を明確に示した。特に、高齢の父チャールズ国王との関係改善を切望している様子がうかがえる。「父があとどれだけ生きられるか分かりません。警護問題が壁となり、父は私と話をしてくれない」と、コミュニケーション不足への苦しみを吐露した。

ヘンリー王子

警護問題訴訟敗訴、イギリス復帰は絶望的か

ヘンリー王子は、王室離脱後の警護レベル引き下げを不服として、イギリス政府を提訴していた。しかし、裁判所は2日、王子の訴えを退ける決定を下した。この敗訴により、王子一家がイギリスへ戻る道は事実上閉ざされたと言えるだろう。インタビューで王子は、「とても打ちのめされている」「妻のメーガン妃と子どもたちを連れてイギリスに戻ることは不可能になった」と、落胆を隠せない様子だった。

イギリス国旗

王室との未来、不透明感増す

今回のインタビューと訴訟敗訴は、ヘンリー王子と王室の関係に更なる影を落とすこととなった。王子は家族との和解を願う一方で、国王とのコミュニケーションは途絶えたままで、事態打開の糸口は見えない。警護問題も解決の目処が立たず、王子一家がイギリスへ戻る可能性は極めて低い。今後の王室とヘンリー王子の関係は、ますます不透明感を増している。料理研究家の山田花子さん（仮名）は、「家族の確執は誰にでもあること。お互いの歩み寄りが必要」と語る。