朝ドラ100作目となる「あんぱん」は、初回放送から高知地区で総合視聴率41.6%を記録するなど、大きな注目を集めています。「アンパンマン」の作者であるやなせたかし氏とその妻・暢さんをモデルにした心温まる物語は、豪華なキャスト陣やアンパンマンのキャラクターを彷彿とさせる登場人物、そして深い意味を持つサブタイトルなど、見どころ満載です。今回は、脚本を担当する中園ミホ氏に、話題のキャスティングや今後の展開について詳しく伺いました。
贅沢すぎる? 豪華キャスト陣の起用法
二宮和也さん、加瀬亮さんの出演は?
今回の「あんぱん」は、放送100年記念ということもあり、非常に豪華な俳優陣が揃っています。中でも、嵩の父親・清役の二宮和也さんが回想シーンのみ、ヒロイン・のぶの父親・結太郎役の加瀬亮さんがわずか4話で旅立たれるなど、その贅沢な起用法がSNSでも話題になっています。
中園氏によると、通常は希望するキャストが揃うことは難しいそうですが、今回は次々と決定していき、彼女自身も驚いたとのこと。ベテラン俳優から若手注目株まで、実力派俳優たちの演技合戦は必見です。
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中園氏は、「皆さんの素晴らしい演技と、様々なプロフェッショナルの手によって、私の想像をはるかに超える世界観が創り出されていることに毎回驚かされています。」と語っています。
ヒロイン&主人公の印象は?
今田美桜さんの「はちきんおのぶ」
ヒロイン・のぶを演じる今田美桜さんについては、「ドクターX」でも共演経験があり、素直で性格の良い方だと中園氏は話します。「はちきんおのぶ」は気が強く、演じる女優さんによっては少し扱いにくい役柄ですが、今田さんだからこそ安心して任せられるとのこと。土佐弁で「男勝り」を意味する「はちきん」の女性を、今田さんがどのように演じているのか注目です。
北村匠海さんの「やなせ嵩」
嵩を演じる北村匠海さんについては、第1話の冒頭シーンを見た際に「まるでやなせ先生ご本人かと思った」と中園氏は驚きを隠せない様子。どのように役作りをされたのかは分かりませんが、中年のやなせ氏が乗り移ったかのような雰囲気を醸し出しており、その演技力に感嘆したそうです。
中園氏は、「2人の演技が素晴らしく、映像がどんどん豊かになっています。ずっと見ていたくなるような魅力がありますね。」と絶賛しています。
今後の展開は?
物語はどのように展開していくのでしょうか?中園氏は多くを語らず、「今後の展開にもぜひご期待ください。」とだけコメントしています。アンパンマン誕生の秘話や、夫婦の絆、そして様々な困難を乗り越えていく姿がどのように描かれるのか、今後の放送から目が離せません。
著名な料理研究家である佐藤先生も、「あんぱん」の魅力について、「困難な時代を生き抜いた夫婦の愛と情熱、そして創造力の物語は、現代社会を生きる私たちに多くの勇気を与えてくれるでしょう。特に、今田美桜さんと北村匠海さんの迫真の演技は必見です。」と語っています。