名古屋の熱戦!伊藤匠叡王が斎藤慎太郎八段を破り、タイトル初防衛に王手をかけました。第10期叡王戦五番勝負第3局は4日、名古屋市「か茂免」にて開催。先手の伊藤叡王が激しい攻防の末、勝利を収め、シリーズ対戦成績を2勝1敗としました。
若き叡王、盤上で躍動!
22歳の若き叡王、伊藤匠。その才能は今まさに開花の時を迎えています。今回の対局でも、持ち前の鋭い読みと大胆な攻めで斎藤八段を追い詰めました。序盤から積極的に仕掛け、主導権を握った伊藤叡王。中盤以降も正確な指し回しで優位を築き、見事勝利を掴みました。
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斎藤八段、カド番に追い込まれる
一方、7年ぶりのタイトル奪還を目指す斎藤慎太郎八段は、苦しい展開を強いられました。序盤から受ける展開が続き、「まとめにくい将棋だった」と振り返る斎藤八段。終盤には一時優勢に立つ場面もありましたが、1分将棋に突入すると形勢は逆転。惜しくも敗北を喫し、カド番に追い込まれました。
次なる決戦の地、浦安へ
「中終盤の大事なところで間違えてしまった」と反省の弁を述べた斎藤八段。しかし、まだ勝負は終わっていません。第4局は26日、千葉県浦安市「ハイアットリージェンシー東京ベイ」で開催されます。巻き返しを図る斎藤八段と、初防衛を目指す伊藤叡王。両者の熱い戦いに、今後も目が離せません。
ベテラン棋士・加藤九段の見解
将棋界の重鎮、加藤一二三九段は今回の対局について、「伊藤叡王の勢いが凄まじい。若さ溢れる大胆な攻めが、斎藤八段の堅実な守りを打ち破ったと言えるでしょう。しかし、斎藤八段もまだ諦めていないはず。次局は、より緻密な戦略で挑んでくるでしょう。第4局は、まさに天王山となるでしょう。」と語っています。(架空のコメント)
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勝負の行方は?
果たして、伊藤叡王は初防衛を成し遂げるのか、それとも斎藤八段が劇的な逆転勝利を収めるのか。将棋ファンならずとも、手に汗握る展開が予想されます。今後の両者の対局に、ぜひご注目ください。