日本郵便中国支社(広島市中区)は15日、運転免許証を偽造し、自動二輪を無免許運転して配達したとして、30代の男性社員を14日付で懲戒解雇したと発表した。
支社によると、社員は広島県北広島町の雄鹿原(おがはら)郵便局に勤務。6月25、30日、7月1日の3日間、配達前の点呼で偽造した免許証を示し、自動二輪で配達業務をしたという。社員は乗用車の免許証の表面に紙を貼り、自動二輪の免許をもっているように見せかけたという。
社員は「自分を良く見せたかった」と話しているという。点呼で立ち会った社員は、免許証を目視で確認しただけだった。支社は「今後は見落とさないよう丁寧な確認を徹底する」としている。(山中由睦)
朝日新聞社