「嵐」活動終了の背景に宮古島に移住した大野智の意向とメンバーのソロ活動


【写真】みんな若い! デビュー直後の嵐

 嵐はコメントで「これまで支えて下さったファンの皆さんに直接感謝の思いを伝えるために、私たちは、再び5人で集まり、嵐として来年の春頃に予定しているコンサートツアー開催に向けて動き始めます」と報告。そして「このツアーをもちまして、嵐としての活動を終了いたします」とつづった。

 活動休止前の最後の1年はコロナ禍でファンの前でパフォーマンスすることがかなわなかった。そこで1年半ほど前から5人で話し合いを重ね、ファンの前で直接感謝を伝えた上で活動を終了する結論に至ったという。

 嵐は昨年11月3日にデビュー25周年を迎えたばかり。その時はグループのインスタグラムやXなどで「本日、11月3日は嵐のデビュー25周年記念日!」と打ち出したのは記憶に新しい。公開された動画には、活動休止している大野の手元も映っていた。メンバーが常々口にしていたのは「5人で嵐」。当然25周年コンサートへの期待もふくらんだ。実際にグループとして復活できるかどうかは大野次第だった。

 ある芸能関係者がこう明かす。

「活動休止当初の大野は自身の活動再開にも嵐の復活にも消極的でした。ただ、最近は単発の活動ならOKというところまで軟化していたそうです」

 だからこそ来年のコンサートツアーまでという期間限定の復活というわけだ。今回のコメントで「活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられませんでした」とあるが、継続的な活動ができなければ事実上の解散となる。

 前出の芸能関係者は「大野は宮古島に親も移住させたと一部で報じられているように、本格的に活動拠点を宮古島に移しています。これでは物理的にも嵐の活動は難しいでしょう」と話す。

 期間限定の復活となったのは、それだけではない。嵐が活動休止したことで大野を除く他のメンバーはソロ活動に力を入れるようになった。そして十分活躍できているのだ。テレビ局関係者の話。

「二宮和也は役者を中心に、櫻井翔もキャスターに加えてバラエティーやドラマといった具合に個々の活動は十分充実しています。その上に嵐の活動が続けば、体力的にもスケジュール的にも厳しくなります。でも、期間限定ならば受け入れやすい」

 では、最後のコンサートツアーはどうなるのか。あるイベント関係者によると「メンバーの人気は健在なので相当な規模での開催が予想される」という。

「休業を発表した2020年は、11月3日に国立競技場、大みそかに東京ドームで、ともに無観客で行われました。今回のコメントにもあるように、ファンの前で『直接パフォーマンスを見てもらう』ことができなかったコンサートになるので、その思いを回収するためにも、ドームや国立競技場を含むツアーになるでしょう」

 ついに解散する国民的アイドルグループは、活動を終了するまでの間どんなものをファンに見せるのだろうか。

東スポWEB



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