《事件取材3000件の東海林のり子が激白》14年前に失踪した亡き元同僚リポーター奥山英志さんの忘れられない素顔「ガタイが良くて体力があって、頼もしかった 」


【写真】現在90歳の東海林のり子さん。“推し活”も充実しハツラツとした笑顔も健在だ

「それまでやっていた男性リポーターが辞めてしまったそうで、『今すぐ現場に行けますか』とフジテレビから電話がかかってきたのが始まりでした。すぐに『行けます』とお返事しました。最初は大変でしたね。

 取材の仕方はわからないし、当時、現場は男性の報道記者ばかりだったから、『事件取材は女には無理だよ』なんて言われました。でも、そこでへこんだりしなかったの。『だったら、がんばろう!』って逆に思ったんです」

「男性記者たちを見ていると、『もうこれ以上取材はできない』と見切りをつけるのが早く、みんなで一緒になってサッサと引き上げていくんです。そこで私は粘って居残り、男性記者がいなくなった後、家の外に出てきた主婦の方たちに声をかけて話を聞いたの」

 同性の女性だからこそ、主婦らは東海林さんに心を開いて話をしてくれたのかもしれない。

「『小川宏ショー』の前には通販番組のはしりの番組のオファーをいただき、団地の主婦らに商品をアピールして売ったりしていたから、女性たちと話をする下地ができていたのかもしれない。いつの間にか自分なりのやり方を編み出していったのね」



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