「いのち輝く未来社会のデザイン」の万博で禁煙ルール違反 メタンガスの危険性指摘も「喫煙所が遠すぎる」


それは喫煙のルール。

【写真】万博会場での隠れタバコの実態

取材班が実際にタバコを吸っている人に直撃すると、開幕前から指摘されてきた懸念が、現実のものとなっている実情が見えてきた。

■ルール違反が横行「隠れタバコ」

5日はこどもの日。大阪関西万博の会場はたくさんの家族連れでにぎわった。…が、子供には見せたくないルール違反が今、万博会場で横行しているのだ。

それは「隠れタバコ」。

そもそも今回の大阪関西万博は「いのち」がテーマなこともあり原則禁煙。

現在、喫煙所は東ゲート付近の会場外にしかなく、開幕当初から「数が少なすぎる」と懸念の声が上がっていた。

喫煙者:ちょっと遠いですね…。

喫煙者:遠いですね…1回出るのがしんどい。

■相次ぐ可燃性のメタンガス検知

記者リポート:爆発事故があったトイレの工事現場です。まだ大きな破損箇所が残されています。

去年、万博会場の建設現場で、地下から漏れ出たメタンガスに作業中の火花が引火し、爆発事故が発生したのだ。

さらに6日も…。

記者リポート:こちら西ゲート付近で基準値以下のメタンガスが検出されました。

相次ぐ可燃性のメタンガス検知。タバコの火に引火し爆発事故が起きないか懸念されている。

■”ノースモーキング”の張り紙の前に吸殻

喫煙者は一体どこでタバコを吸っているのか?その実態を探るためにまず、取材班が向かったのは…。

記者リポート:関係者以外立ち入り禁止のゾーンなのですが、裏側でタバコを吸っている人が多くいるということです。

バックヤードには至る所にノースモーキングの張り紙。すでに警戒されているエリアのようだが、取材を進めると。

記者リポート:こちらに紙たばこの吸い殻がありますね。溝の中にも多くの吸い殻があります。

路上に捨てられた吸殻を発見。さらに…。

記者リポート:これタバコです。タバコです。見てください空き缶を吸い殻入れにしています。

缶に詰め込まれた大量の吸殻。明らかに常習的にタバコを吸っていると分かる量だ。



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