友人へのプレゼントに添えたカードで自分を「サセックス公爵夫人妃殿下」と称し、イギリスマスコミから大バッシングされているメーガン妃。息子のアーチー王子の爵位にケチをつけていたことが改めて注目を集めている。
今週初めに、6歳の誕生日を迎えたアーチー王子。妃はインスタグラムに王子の後ろ姿を捉えた写真を投稿、祝福のメッセージを送った。妃は「アーチー、8歳のお誕生日おめでとう!」とコメント、王子の称号は使わなかった。一部のマスコミからは、「妃殿下」問題でバッシングされたことを多少配慮しているのではないかという見方も、浮上している。
そんな中、アーチー王子が生まれたとき、妃が王子の爵位にケチをつけていたという証言が改めて注目を集めている。ヘンリー王子は2018年、妃と結婚するときエリザベス女王からサセックス公爵に叙されるとともに、ダンバートン伯爵、キルキール男爵という爵位も与えられた。ダンバートン伯爵はスコットランドのウェスト・ダンバートンシャー州ダンバートンにちなんだ爵位である。爵位は現在もヘンリー王子が所有しているが、息子であるアーチー王子にも自動的に綺麗称号として与えられた。
でも妃はこのことを知ったとき、あからさまに不満の意を表明。「ありえない! 誰にも私の息子を間抜け(Dumb)なんて呼ばせない!」と反応した。ダンバートン伯爵(Earl of Dumbarton)のスペルの冒頭が「間抜け(Dumb)」と同じであることが、妃を怒らせたというわけ。新聞「テレグラフ」に関係者が証言している。「妃は息子が『間抜け』とからかわれるのではないかと危惧していた」「心配したのは妃だけではなかった。王子もその可能性を指摘していた」。
ちなみにこの事実は2021年にすでに報じられていた。当時はそこまで大きな話題にはならなかったが、称号の由来となったスコットランドのダンバートンの政治家たちは妃の言葉に憤慨。スコットランドのジャッキー・ベイリー議員は「私はダンバートンの議会の一員であることを、誇りに思っている。王子と妃がダンバートン伯爵の称号を嫌がっているという噂が本当であれば、考え直してくれるように勧めたい。この町の名前を冠されることほど名誉なことはないからだ」と語っている。
妃が「私の名前はメーガン・マークルではない。サセックスだ」とNetflixの番組で主張したり、カードに「妃殿下」と書いていたりしていることが報じられたことから、このダンバートン伯爵を巡る証言が改めてイギリスマスコミによって掘り返された。するとダンバートンの町民に限らず、ロイヤルファンや英国マスコミからも批判やからかうコメントが殺到。「怒っている理由が的外れすぎ」「まさに間抜け」「王室や爵位のしきたりをまったく理解していない」「サセックス公爵夫人の名前に固執するのは、結局かっこよく聞こえるからだ」とバッシングされている。ちなみにメーガン妃本人もダンバートン伯爵夫人の爵位を持つ。これまでの行いから、爵位や称号が大好きなことは間違いない妃だけれど、ダンバートン伯爵夫人を自ら名乗ることはなさそう。