[モスクワ 9日 ロイター] – ロシア大統領府当局者は、欧州向けのロシア産天然ガスの供給再開を巡る問題がロシアが米国と行っている協議の議題に上がっていると明らかにした。国営タス通信が9日、報じた。ロイターの前日の報道が裏付けられた格好となる。
ロイターは8日、複数の関係筋の話として、米ロの政府当局者が、ロシア産天然ガスの欧州向け輸出を米国が関与する形で本格的に再開する道筋を協議していると報じた。トランプ米大統領がロシアとウクライナの戦争終結を働きかけ続ける中で、ロシアと欧州のガス取引が復活する可能性が浮上しつつあるという。
インタファクス通信によると、ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)は、ロシアの天然ガス供給再開は協議されているかとの質問に対し「われわれはこの問題を米国と協議している」と述べた。