ペルー司教時代のレオ14世、司祭の性的虐待を隠蔽と複数団体が主張


【写真】レオ14世、教皇就任後初のミサで信仰回復の必要性を訴え

レオ14世は2015〜2023年までチクラヨ教区で司教を務め、その後枢機卿に任命され、イタリア・ローマに移った。

8日に新教皇に選出されると、二つの被害者支援団体が司教時代のレオ14世の教会内での性暴力への取り組み方に疑問を呈した。

被害者の権利団体「ビショップ・アカウンタビリティー」も同様に疑問を投げ掛け、共同代表のアン・バレット・ドイル氏は、レオ14世が聖アウグスチノ修道会総長、チクラヨ司教、さらに最近では教皇庁司教省長官として、前任のフランシスコ教皇に司教の任命を助言する立場にあったにもかかわらず、加害者の名前を「一切公表しなかった」と指摘。

チクラヨでは2人の司祭が性的虐待で告発されていたと述べ、レオ14世が何の対応も取らなかったとされるのは「最も憂慮すべき」問題だと批判した。

「聖職者による虐待被害者ネットワーク(SNAP)」も声明で、レオ14世に対し、性暴力の被害者を支援するための行動を求めた。

2022年には、チクラヨの司祭1人が少なくとも3人の少女に性的暴行を加えたとして告発されている。

チクラヨのファルファン司教は会見で、レオ14世は「(被害者の)話を聴き、(カトリック教会の)手続きを尊重していた」とし、「ペルーのカトリック教会の中」で性虐待の問題に「最も気を配っていた」と付け加えた。

複数団体の主張は新教皇の「信用を傷つける」ためのもので、「虚偽」だと主張。教会は今なお、虐待を受けたという訴えを調査していると強調した。【翻訳編集】 AFPBB News



Source link