「妃殿下」と自ら名乗り続けるメーガンさん ヘンリー王子は国王と兄を批判するばかり


 このところ、メーガンさん(43)の称号使用が問題視されている。彼女は、ロレアルCEOの女性に贈り物をした際、添えたカードに「サセックス公爵夫人妃殿下」と明記した。先月、ウクライナの副首相からメーガンさんに送られたメッセージに「妃殿下」と記されていたことも疑問視する声があがったが、今回はメーガンさん自身が記したことで、格段に深刻に受け止められた。

【写真】ダイアナ元妃は離婚時に「妃殿下」剥奪

 「HRH(殿下、妃殿下)」は、ヘンリー王子(40)とメーガンさんが結婚したときエリザベス女王(2022年逝去)から贈られた称号だ。しかし、2人は00年に王室離脱を一方的に宣言。この事態を受けて女王は急遽、チャールズ皇太子(当時)、ウィリアム王子(当時)、ヘンリー王子らを集めて「サンドリンガム・サミット」と呼ばれる緊急会議を開いた。すでにカナダに拠点を構えていたメーガンさんは「息子(アーチー王子)に会いたい」として、カナダにさっさと戻ってしまった。

■ダイアナ元妃は離婚時に「妃殿下」剥奪

 緊急会議では、女王は孫の王室離脱宣言に怒りと悲しみを覚えながらも、最後まで温情を見せた。ヘンリー王子が「思い直すかもしれない」との希望を捨てず、1年の猶予期間さえ与えている。だが同時に、HRHの保持は認めるが使用禁止を言い渡し、ヘンリー王子はこれを受け入れた。

 一連の経緯について、メーガンさんは承知しているはずなのに「妃殿下」を公言しているのだ。しかも「商業目的ではなく、個人的なプレゼント」なので問題ないと堂々と言ってのけ、謝罪も取り消しもないのが現状だ。

 こうなるとチャールズ国王(76)の指導力が問われる。しかし、国王はこの事態に向き合おうとはせず、今のところ特段の行動はとっていない。そのため、メーガンさんは「国王が称号を剥奪できないと見越してやっている」と指摘される始末だ。

 イギリスでは1917年に「称号剥奪法」が制定され、第一次世界大戦中に敵対するドイツと関係が深い貴族の称号を剥奪。それ以後は、ダイアナ元妃が離婚時に「妃殿下」を剥奪されたという歴史がある。

 そんなチャールズ国王に対し、ウィリアム皇太子(42)は、メーガンさんの称号使用には「我慢ならない」というスタンスだ。とはいえ、皇太子が実際に称号剥奪に動くとすれば、国王になってからだろう。となると、誰がメーガンさんを止められるのか。それは、身近にいるヘンリー王子しかいないのではないだろうか。



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