無免許状態で乗用車を運転した10代の青少年が中央分離帯を衝突し、その破片が反対側の道路を走っていたタクシーを襲い、タクシー運転手が死亡する事故が発生した。
12日、牙山(アサン)消防署などによると、前日午前4時9分ごろ、湯井面(タンジョンミョン)往復6車線の道路で乗用車が中央分離帯にぶつかって火災が発生した。
火災は17分後に消えたが、衝突の衝撃で破損した中央分離帯の鉄製構造物の一部が反対車線で走っていたタクシーを襲った。
この事故で消防当局は、現場で心停止状態のタクシー運転手60代のAさんを発見し、病院に搬送したが、結局死亡した。
火災が発生した乗用車から自力で脱出した搭乗者3人もけがをし、病院で治療を受けている。
警察の調査結果、乗用車はレンタカーで、10代の男性が無免許状態で他人の名義で借りた後、運転していたことが分かった。
警察は道路交通法違反などの疑いで10代の男性を立件し、レンタカーを運転することになった経緯などを調べている。