芸能界を引退した中居正広氏の代理人弁護士が12日、中居氏と元フジテレビアナウンサーの女性Aアナとのトラブルに関して、フジテレビが公表した第三者委員会の調査報告書の内容に反論する書面を発表した。
書面は、第三者委員会宛で、中居氏から依願を受けたとして弁護士5人の名前が記載されている。
報告書では、中居氏の代理人弁護士は、中居氏の依頼でフジ幹部B氏が仲介。フジテレビの中居氏や女性Aアナと番組共演経験があった「K弁護士」(※報告書登場のアルファベット順、イニシャルではないとみられる)と記載されていた。
Aアナが第三者委のヒアリングに、K弁護士の就任に同意したが、自身へのデメリットはないものの、バラエティー部門、K弁護士および中居氏が一体として感じられ、不快であった旨を述べていると記されていた。
今回の女性を含む5弁護士は、新たに中居氏から依頼を受けたもようで、書面で「当職らは、中居正広氏からの依願により 第三者委員会と中居氏との関係に関する一切につきまして、受任いたしました」としている。
書面では、報告書で中居氏による女性Aアナへの「性暴力」があったと認定していることし「WHOの広義な定義を使用していますが、日本語としてその言葉が持つ凶暴な響き・イメージには何ら留意することなく、漫然と使用しました」と指摘。「その結果、中立性・公正性に欠け、一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない、貴委員会設置の目的や委託事項から大きく逸脱したものとなっており、極めて大きな問題があると思科いたします」としている。
第三者委員会に対して、「関連する証拠等の開示請求、問題の指摘及び釈明の要求を行います」としている。