ウクライナ防衛軍が最近、ウクライナのドネツク州ポクロフスクでロシア軍の戦車を劇的に破壊することに成功したと主張した。
【動画】ウクライナ軍のミサイルと自爆ドローンによって破壊されるロシア軍戦車
ウクライナ防衛軍第3特務旅団は11日(現地時間)、フェイスブックにポクロフスクのウクライナ軍陣地に接近するロシア軍装甲車数台が収録された動画を公開した。
第3特務旅団が公開した映像によると、ウクライナ防衛軍が対戦車誘導ミサイル(ATGM)「ステューフナ-P」と自爆ドローンなどを利用してロシア軍戦車を火の玉にする。
ウクライナ防衛軍が今回の攻撃に使用したステューフナ-Pは、ウクライナが独自開発した有線誘導方式の対戦車ミサイルシステムだ。射程距離は最大5キロであり、中型成形炸薬弾と高爆破片弾頭など様々な弾頭の使用が可能だ。この兵器は、ロシアの最新戦車と攻撃ヘリまで撃破できる性能を備えているという。
第3特務旅団はSNSに「わが軍から直撃弾を受けたロシア軍戦車は『勝利の花火』に変わった。この『パレード』の最後の生存者は身を隠そうとしたが失敗した」と説明した。さらに「この作戦はドローンを扱う操縦士とウクライナ軍間の効果的な協力を強調する」とし「ウクライナ軍人は目標物から5キロ以内の近い距離に車両を待ち伏せした後、攻撃するしかなかった。5キロがステューフナ-Pの最大射程距離だからだ」と付け加えた。
今回の激戦について、ロシア軍側は公式立場を示していない。