慰安婦訴訟、日本の敗訴確定　韓国で賠償命令、3件目

　【ソウル共同】韓国中部の清州地裁は15日、旧日本軍の元従軍慰安婦の遺族に対する損害賠償支払いを日本政府に命じた先月の判決が同日確定したと明らかにした。日本政府は訴訟に参加せず、控訴もしなかった。支払いに応じない意向。同種の訴訟での日本政府敗訴確定は3件目となった。

　今回の訴訟は、17歳の頃に日本の慰安所へ送られたという故吉甲順さんの息子が昨年1月、2億ウォン（約2千万円）の支払いを求めて提訴。地裁は先月25日、1億ウォンの賠償支払いを命じた。