悠仁さまが筑波大学生命環境学群生物学類にご入学されてから、1カ月以上が経過した。4月に開催されたクラス懇親会やレクリエーションにも参加し、いまでは大学生活にすっかり馴染み、ご学友とも親交を深められているようだ。
本誌5月13日・5月20日合併号では、悠仁さまが笑顔で自転車のペダルを漕いでいるお姿や、同級生男子たちとつくば駅付近にあるファミリーレストラン「ガスト」に赴かれるご様子を報じている。また4月20日に催された体育館レクリエーションでは、10人ほどの女子のグループと楽しそうに会話されるお姿も目撃されている。
充実したキャンパスライフを謳歌されている悠仁さま。しかし「心が浮き立つこの時期は、新入生は特に注意が必要な時期です」と警鐘を鳴らすのは、ある筑波大OBだ。
「筑波大学では、以前から宗教勧誘が少なくありません。私が在籍していたころは、ある新興宗教団体の支部がキャンパス付近にあり、団体がつくば駅前やキャンパス内でビラ配りをするなど、勧誘は日常的な光景でした。
筑波大はつくばエクスプレスが開通するまではアクセスが不便で、以前は“陸の孤島”とも呼ばれていました。そんな閉鎖的な場所に一人暮らしをはじめた無垢な学生たちが集まるのですから、気付かぬうちに宗教勧誘に巻き込まれてしまうケースが多々あるのです。
また、サークルや研究会の勧誘という名目で先輩についていくとファミレスで宗教勧誘されたというケースも多いのです。さらにいまではSNSを使って接触してくる手口も増えており、よけいに勧誘が気付かれない状況になっています」
こうした“宗教勧誘のワナ”には、大学側も危機感を抱いているようだ。悠仁さまがご入学される直前の今年3月、学生生活課のサイトに「大学構内での宗教勧誘について」と題して、学生に向けてこんな注意喚起の文章が掲載されていた。
《最近、大学構内において宗教勧誘の声掛けが増加しています。大学では、許可のない宗教勧誘活動を認めておらず、学内の秩序と学生の安全を守るために厳格な対応を行っています。学生の皆さんにおかれましても、知らない人からの声掛けには十分注意してください》
この注意喚起によれば、宗教勧誘は一見すると普通の会話や親切な申し出のように見えることが多く、「無料セミナーがあります」「アンケートに答えてください」などと声をかけ、連絡先を聞き出そうとする手口も報告されているという。
皇室担当記者が話す。
「大学が発行する筑波大学新聞(4月2日発行)によれば、注意喚起は『今年2月に2件、中央図書館付近で勧誘活動があったとの通報が寄せられた』ことを受けての措置だそうで、記事では『4、5月は新入生を狙った宗教勧誘が多くなる時期だ』とも警告しています。
筑波大にご入学されて以来、悠仁さまの周囲では常に数人の私服姿の警官が目を光らせているほか、生物学類のある棟の入口では学生証を提示することが求められるなど、警備体制は強化されています。
そんな厳戒態勢のなか、悠仁さまにお声かけすることはなかなか難しいと思われますが、とはいえ、生活の環境が大きく変わったタイミングであり、ご学友なども含め新しい出会いや人間関係の始まりということもあって、用心に用心を重ねられることは必要だと思われます」