れいわ新選組の山本太郎代表(50)が17日、大阪市内での党集会で、7月の参院選で国民民主党が比例代表で擁立を決めた須藤元気元参院議員(47)について語った。
記者団から、須藤氏が国民民主党から参院選で出馬することについての受け止めを問われた山本氏は、2020年7月の東京都知事選で須藤氏から支援を受けた経緯を振り返り「須藤さんは立憲民主党を辞められて、山本太郎を応援してくれたんですよね。そういった意味で、ひとつ私は彼の中に恩を感じている部分はあります」とした。
その上で、須藤氏の出馬について「今回の選挙において、須藤さんは国民民主党から出られるということですね。何を狙ったかっていうことを考えると、確実に議席を獲るということをたぶん目指されたんだろうなと思います」と受け止めを語った。
2024年の衆院選東京15区に無所属で出馬し、須藤氏は次点で敗れた。山本氏は「やっぱり落選した後っていうのは…落選して、選挙を何度も挑戦していくっていうのはやっぱりお金がかかったり心が折れたりとか、いろんなことがあると思うんですよね。そういった意味で、やっぱり一刻も早く現役に戻るということを最優先されたんだろうなと思います」とおもんぱかった。
記者から「山本代表と連係して脱原発を訴えていた」と指摘された山本氏は「彼と一緒に反原発ということは…多分言った覚えがないんですけれども」と否定した。「積極財政、要は消費税を下げろとか、様々なことについては、経済部分においてはものすごく共通点が多い。他にも、何か緊急事態条項みたいなものもありましたからね」と語った。
須藤氏が、原発などについて“政策転換”をしたとの批判が、SNS上で上がっていることについて触れ「おそらくこれまで言ってきたことと、ちょっとタッチ変わったんじゃないかっていうふうなことで批判を浴びていると思うんですけれども、究極はその人の人生。彼が一番最優先させたことは、議員バッジをつけることだったんだろうなって思います。他党のことだから、何かしら言う言葉もないんですけれども」と述べた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
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