【ワシントン=淵上隆悠】米国のトランプ大統領は17日、自身のSNSで、19日にロシアのプーチン大統領と電話会談すると明らかにした。トルコで行われたロシアとウクライナの和平に向けた直接協議の成果が乏しかったことを受け、自らプーチン氏と会談して局面打開を図る考えだ。
トランプ氏はSNSで「会談のテーマは、ロシアとウクライナ兵による『虐殺』の停止と貿易だ」と明らかにした。米露首脳による電話会談は、3月18日以来とみられる。
トランプ氏は、プーチン氏との対面会談も目指している。16日放送の米FOXニュースのインタビューでは「我々は集まる必要がある。他の人たちを(プーチン氏に)会いに行かせるのはもう疲れた。この仕事ができるのは私だけだ」と述べていた。
トランプ氏はSNSで、プーチン氏との電話会談後にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とも会談する方針を示した。ゼレンスキー氏を交え、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の首脳らとも協議を行うという。