【ワシントン=向井ゆう子】米国のトランプ大統領と、ロシアのプーチン大統領が19日に電話会談する見通しとなった。米露両国が明らかにした。ロシアとウクライナの停戦交渉が停滞する中、局面の打開につながるかが焦点となる。
トランプ氏は17日、日本時間19日午後11時からプーチン氏と電話会談を行うとSNSで明らかにし、「生産的な日となり、停戦が実現し、本来起こってはならなかった戦争が終結することを願っている」と述べた。
また、プーチン氏との電話会談後には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領や、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の首脳らと電話で協議する考えも示した。
タス通信によると、ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は、プーチン氏がトランプ氏との電話会談に向けて準備を進めていることを認めた。米露首脳の電話会談が実現すれば、3月18日以来となる。
米国のルビオ国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は17日、電話で協議した。ロシア外務省によると、ラブロフ氏は、米国と協力する用意があるとルビオ氏に伝えたという。