天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは18日、能登半島地震からの復興状況視察のため石川県七尾市を訪問された。愛子さまの公務での被災地訪問は初めて。
愛子さまは正午前、新幹線でJR金沢駅に到着。大勢の市民らの出迎えに、にこやかに手を振って応えられた。その後、車で七尾市へ。仮設住宅の集会所で、高齢者らが取り組む健康体操の様子を見学された。終了後の懇談では、「楽しく続けてくださいね」「一日も早く穏やかな日常が戻りますことをお祈りしております」と声を掛けられた。
続いて和倉温泉の観光施設に足を運び、被災者の悩みを聞く「傾聴ボランティア」などの活動を続ける金沢大学の学生と交流された。愛子さまは、自らが日本赤十字社の青少年・ボランティア課で働くことに触れ、「どういう仕組みがあればボランティアがしやすくなりますか」と質問。SNSによる告知が有効という回答に「若い人に届きますね」と応じられていた。
19日は志賀町でボランティア拠点などを視察される。