元テレビキャスターの辛坊治郎氏が2025年5月19日、大阪・関西万博の閉場時間を1時間延長する案を検討しているという報道に対し、「だーかーらー、そうじゃなくて、現状夜9時には会場内の全ての営業が、ほぼ終わってしまう事が問題なのよ」とXで批判した。
■「通期パスの発行止めないとマズいよ」
複数の報道によれば、万博の開催を監督する博覧会国際事務局(BIE)や大阪府・市が、万博の閉場時間を22時から23時に延長する案を検討しているという。
18日の投稿でも、辛坊氏は閉場時間の延長を疑問視。「行政も、伝えるメディアも全く実態が分かってない」と切り出し、最大の問題点を指摘した。「ほとんどのパビリオンが閉会1時間前の午後9時、酷いところは午後6時くらいに閉館してしまう」。
別の投稿でも、辛坊氏は「夜11時まで延長?笑わすんじゃない!各パビリオンに、少なくとも夜9時40分くらいまで開けとくよう指導するのが先だ。そうすれば帰宅のタイミングをかなり分散させられる」と提言していた。
さらに、辛坊氏は19日、閉場時間を1時間延長する案を検討しているという別の報道をXで引用して、怒りを露わにした。「だーかーらー、そうじゃなくて、現状夜9時には会場内の全ての営業が、ほぼ終わってしまう事が問題なのよ」と改めて指摘。
続けて、「組織幹部もメディアも、自分で会場に行って現状を見ろよ。夜の人出は、現状、ドローン&噴水ショー、通期パスのおかげで、かなり限界に近いのです。通期パスの発行止めないとマズいよ」と述べた。
続く投稿では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)についても言及。「思い出すわあー。USJを森岡毅さんが立て直す前に、大阪市の3セク経営のUSJが、年パスの安売り&大量発行で潰れそうになったケースを」と振り返った。
最後に、辛坊氏は「大阪関西万博、通期パスの安売りをやめないと、入場者ばかりが増えて観覧環境が悪化する悪循環に陥るよ。役人のやることっていつもこうだ」と述べた。