不法移民保護、当面取り消し容認 米最高裁、ベネズエラ人


 保護措置は母国で内戦や災害などが起きた移民らに米国滞在や就労を許す一時保護資格(TPS)と呼ばれる制度。西部サンフランシスコの連邦地裁が3月31日、政権による取り消しを「違憲」として差し止めを命じ、政権側が上訴していた。

 今回対象となったベネズエラからの約35万人分のTPSはバイデン前政権が延長した。不法移民の「史上最大の強制送還」を公約するトランプ政権のノーム国土安全保障長官が取り消しを許可していた。

 ベネズエラからの移民を巡っては、トランプ政権が敵性外国人法を適用した国外追放についての別の訴訟で、最高裁が一時的な差し止めを延長し、連邦高裁に審理を差し戻した。



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